《SHINJOの信条》あのフォアボールがいらなかったね。まあ彼ならすぐ修正できるでしょ
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■オープン戦 日本ハム1-2ヤクルト(2月22日、ANA BALLPARK浦添)
―先発した加藤貴の投球はどう見たか
「意外と真っすぐのキレがあってね、コントロールも良いし、まあこれから徐々に仕上げていってもらえればいいかな、というふうには見えました」
―福谷も2回無失点に抑えた
「(三回先頭打者への)あのフォアボールがいらなかったね。あそこのフォアボール、いらないねって本人にも伝えたんですけど。ちょっと力んだかな」
―本人もフォアボールがだめだと。意識しすぎて良くなかったと
「言っていました? ああ。そうね。まあ彼ならすぐ修正できるでしょ」
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―(自ら)
「(ヤクルトは)まあ良い点の取り方をしますね。僕の大好きな(形)。終盤の七回に同点で、ヒットエンドラン。ヒットエンドランで1点を取って、投げきって勝つという、良いものを見せてもらいました。あれは間違いなくまねするべきですね」
―理想の打撃か
「そうそうそう。あれはプロ野球選手ならできるので。ヒットを打てというサインを出しても難しいですけど、ああやってちょっとストライクゾーンを広めにして、詰まって(も1点になる)。あれはランナーのスタートも良かったし、結構、芯に当たっていてもセカンドには投げられないから。あれ(遊ゴロの間の1点)で勝つんですからね」
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―清宮を2番で起用した意図は
「まあまあ、いろんな打順を考えていますよ。何十通りもの打順を考えて、(その一つを)試しました」
―2番・清宮に期待する役割は
「長打もあるし、例えば1番バッターが出た時に、思いっきり引っ張ってもらって一、三塁もできるし、二、三塁もできるし、その後にレイエスが大きいのを。でも状況によってはセーフティーだったり、バントもやっていかないといけない。きょうの五十幡くんのバントなんかはね、田中賢介臨時コーチ(直伝)の左足をちょっと下げて、それをタイミングにして、するという完璧なバントでしたね。あれ、よく見えるんだろうな」
―今年初めてマスクをかぶった田宮の動きは
「(盗塁は)投げにくいボールでしたけどね。練習試合と公式戦は気持ちも違うし、まあいい方に行くんじゃないですか」
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―田中正義も初実戦だったが
「見てどうでした?」
―強い球がいっているように見えた
「じゃあ正解。確かに強かった。フォーム的にはそんなに力んでいないのに、ボールはしっかり行っているのは、バッターが本当に打ちづらいので。まだ開幕まで時間があるので、さらに、ゆったりしたフォームからキレが出てくると思うから。良かったんじゃないですか」
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―2番の清宮から6番の万波まで、長打力のあるバッターが並んだ。迫力は魅力か
「やっとここまできた。この3年間で迫力のある打線ができたかな。控え選手が代打で出ていっても、うわ、この選手いるんだ、まだこの選手いるんだと。自信を持って送り出せる選手層の厚さというところでは、良いものをつくれたな、というふうには思いますけどね」
―オープン戦初戦。レギュラー8人を固めたいと言っていたが、現状はどうか
「まだ分からん。まだ分からん。オープン戦の結果次第でしょう」
―どういう打線が理想か
「いろんなパターンを試してみて、それを合体させたものが開幕のスタメンでしょう。それを見つけていくのが僕の仕事なので。あしたはちょっと、清宮くんとか万波くんを休ませて、6時間ぐらいマッサージをさせておこうかな(笑)」
―体がほぐれすぎてしまう
「ぐんにゃぐにゃになる(笑)」
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