《熊本戦後》守備に関しては今の印象で少し根深い問題がある。早急に改善していかないといけない
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■J2第2節 熊本3-0札幌(2月23日、熊本・えがお健康スタジアム)
―試合を振り返って
「0-3というスコアを受け止めなければいけないと思っています。350人のサポーターの方々が北海道からいらっしゃって、こんな遠いところまで毎週のように来てくださる皆さんに、勝利を届けられなかったことを悔しく、不甲斐なく思っています。ただ、最後のうちのシュートがバーに当たって、その流れの中で3点目が向こうに入ったことが物語っていますが、自分たちは非常に悪い流れにいる。これはある意味、自分の中では1-2になるよりも、0-3になる方がハッキリして良かったと思うところがあります。あえて強気に言ってますが…。この状況になっている理由はたくさんある。そこをしっかり修正して、強化していくことに取り組みます。一方できょうは開幕戦と違って、非常に良いシーンもたくさん出ました。その辺りを拾っていきながら良い面、悪い面を分析して次に進みたいと感じています」
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―敗因の中であえて1つを挙げるなら
「スコアが0-3ですから。得点も取れてませんし、失点も重ねている。映像を見直さないとハッキリしたことは言えませんが、得点に関してはいくつかチャンスをつくった。特に前半は狙った形で進入するシーンもあった。その辺りは悲観していないところ。決めきるところの期待はもっとあるけど、そこは我慢強くこのメンバーに取り組んでもらうしかない。良かった面を拾ってあげたいと思ってます。逆に守備、守れないことに関しては、今の印象ですが、少し根深い問題があると思ってます」
―開幕スタメンを6人入れ替えた意図は
「単純に良いパフォーマンスをしている選手を並べました。自分たちが今、取り組んでいること、そして選手たちが見せ始めている攻撃が出やすいメンバーを。全員ではないですが、いくつかのポジションを周辺で。西野と馬場であったり。(長谷川)竜也と(田中)宏武だったり。それに加えて(パク)ミンギュとボランチのところも、(中島)大嘉のところも。出来上がっているいろいろな組み合わせを並べたときに、結果的に6人が代わっていた。田中克もそうですね。その辺りは実際に現象としては出ていました。前半に侵入して、相手にマンツーマンにさせるというプラン通りに進みましたので。マンツーマンになってから0-1、0-2になってしまったことで後半は停滞してしまった。0-1まで攻撃に関してはプランがしっかり出ていたと思っています。一方で0-0の展開の中で、立ち上がりから相手にどんどんチャンスをつくられてしまった。そこは予想外というか、根深い問題だと思ってます」
―守備の根深い問題とは