コンサドーレ
開幕2戦連続完封負けに高嶺朋樹主将が強い危機感「甘えみたいなのがあるんじゃないか」
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■J2第2節 熊本3-0札幌(2月23日、熊本・えがお健康スタジアム)
開幕戦からスタメン6人変更
北海道コンサドーレ札幌は今月16日の開幕戦からスタメン6人を変更して挑んだが、0-3でロアッソ熊本に敗れ、今季初勝利はまたもお預けとなった。前半は良い形で攻め込む場面もあったが、同28分に相手の右サイドからの攻撃で先制を許すと、後半4分と同アディショナルタイム1分にも失点した。今季から古巣に復帰したMF高嶺朋樹主将(27)は、次節のアウェー山口戦(3月2日)でなんとしても今季初勝利を挙げ、同9日のホーム開幕戦に帰還することを誓った。
3-0で勝つサッカー目指すも…
主将がチームにカツを入れた。開幕戦よりも平均年齢で2歳ほど若い顔ぶれで今季初勝利を目指したが、結果的にはうまく機能しなかった。J1にいた2017年以来の開幕2戦連続完封負けに、「自分たちが弱かった、本当にそれだけです。3失点してしまったら本当に厳しいし、自分たちはそういうサッカーじゃない。今年はゼロで抑えながら3点取るサッカーを目指してるんで、話にならないような試合内容。戦術うんぬんより、一人一人の姿勢のところ」。自分自身にも言い聞かせるように言葉の端々に悔しさがにじみ出た。
開幕戦はセットプレーから2失点したが、この日は全て流れの中から。前半は何度か良い形からゴールに迫るシーンもあった。シュートの本数では10対9とかわらないが、決定打に欠けた。0-2の試合終了間際には、MF近藤の左足のシュートがクロスバーに跳ね返り、そこからの流れでダメ押し点を許し、万事休す。試合終了のホイッスルが吹かれると、ピッチ上の選手たちは一様にがっくりと肩を落とした。