ファイターズ
2025/02/23 19:20 NEW

宮西尚生 今季初実戦で3者凡退2K「良い形できょうに合わせられた」手術のオリ輝星に送った言葉は…

六回を無失点に抑えた宮西=撮影・小田岳史

■オープン戦 楽天0-2日本ハム(2月23日、Enagicスタジアム名護)

 日本ハムの宮西尚生投手(39)が23日、楽天とのオープン戦(沖縄・名護)で今季初実戦を迎え、1イニングを打者3人で完璧に抑えた。無安打無四球、2奪三振の内容は「調整のためにやっているバッターも多いと思う」と意に介さず、「きょうは内容よりも結果という思いで(マウンドに)立ちました。やっぱりアピールの場だと思っているので、そういう意味ではしっかり結果を出せたと思います」と、引き締まった表情で振り返った。

プロ18年目の鉄人左腕が好発進

 小雨が降りしきり、南国らしからぬ寒さの中、プロ18年目の左腕が好スタートを切った。4番手で六回のマウンドに上がると、先頭の吉納を1球で一ゴロに仕留め、続く太田はスライダーで空振り三振斬り。クイックを織り交ぜるなど打者を幻惑し、最後は村林から直球で見逃し三振を奪った。

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 昨季から試合で活用しているチェンジアップを、意図的に多く投じた。「バッターの反応を一番、見たかった。数値的な部分はブルペンで確かめているので、それが実際にバッターが立って対峙して、向こうが本気で打ちに来る状況でどういう反応になるのか、そこを見たかったので」と理由を説明。太田、村林に同球種を試し「(反応は)良かったなって思います」と一定の手応えをつかんでいた。

オフにがっつりトレ「むしろキャンプは楽というか」

 今季途中の6月に40歳を迎えるが、衰え知らずだ。「試合での出力はブルペンと全然違うので、どういう感じが出るのかな、という不安は常に持っていたけど、きょうの感じを見ると、順調にここまで来られたんだな、という答えがある程度出たかな。オフシーズンにがっつり(トレーニングを)やってくるので、疲れた状態でキャンプインしている。むしろキャンプは楽というか、それぐらいの感覚。そういう意味で徐々に回復、向上して、良い形できょう(の初実戦)に合わせられたと思います」と胸を張った。

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