4番・野村佑希がOP戦初安打 自身も過酷なリハビリを経験 盟友・輝星を気遣うメッセージ
二回1死二塁、今川の先制打で生還した二走・野村(右)=撮影・小田岳史
■オープン戦 楽天0-2日本ハム(2月23日、Enagicスタジアム名護)
開幕4番に指名されている日本ハム・野村佑希内野手(24)が23日、楽天戦に「4番・一塁」で先発出場。二回にオープン戦初安打となる左前打を放つなど、「タイミングの部分を少し変えてみて結果が出た」と振り返った。
「今後、結果を出すべきは開幕なので」
オープン戦初戦となった22日のヤクルト戦は、4打数無安打だった。「今は結果を重視していないので。打席をもらえているので、悪い打席とかうまくいかない打席を修正しながら、次の打席にいいものを出せる準備をしながらって感じです。別にそこまで、昨日は悲観する1日ではない。今後、結果を出すべきは開幕なので、そこにうまくつなげていけばいいな、と思います」。結果が出ることに越したことはないが、一喜一憂しないようにしている。
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この日打席に入る際の登場曲は、ブルーノ・マーズの「Versace On The Floor」だった。新庄監督から「BiSH」の使用は〝禁止〟されており「とりあえず。そんなこだわりはないですけど、もうBiSHは使わないです。自主トレを手伝ってくれた人たちが好きなので、身近な人が好きな曲を使えればなと思います」。伊江島自主トレでの思い出ソングを選んだ。
二回無死、左前打を放つ野村
「向こうもいま繊細な時期だと思う」
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情に厚い24歳は、盟友への思いも語った。20日にドラフト同期のオリックス吉田が、近日中に右肘の手術を受けると発表した。一昨年11月のトレード移籍後も同学年で食事会をするなど交流がある。オフも「ちょくちょく」メッセージのやり取りをしていたというが、「まだ、連絡はしていないです。向こうもいま繊細な時期だと思う。手術して、落ち着いてから連絡しようと思います。結構、悩んでいると思う」と気遣った。
しっかりケガを直して戻ってくれたら
自身も1年目は左股関節後方亜脱臼で入院生活を送り、2年目には右手小指の手術を受けた経験がある。「悲観することじゃない。みんな痛いところを抱えながらやっている。手術して良くなるなら、そっちの方がいい。ギリギリまで粘って思い切って決断した。納得した上でやっていると思う。本人割り切っていると思う。しっかりケガを治して戻ってこれればと思う」。
昨季はエスコンフィールド北海道で初対戦もあった。「リハビリも大変だと思うけど、元気に戻ってきてくれればいいなと思います」。完全復活を遂げ、再びグラウンドで相まみえる日を心待ちにしていた。
2024年8月3日オリックス戦、吉田輝(右)の前に二飛に終わった野村
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