ファイターズ
郡司裕也 山崎と組んで2回零封 捕手で存在感 さちとらのマンネリ防止でさちぐん?
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■オープン戦 楽天0-2日本ハム(2月23日、Enagicスタジアム名護)
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が23日、本職で存在感を示した。沖縄・名護で行われた楽天とのオープン戦に「5番・捕手」でスタメン出場。今季初実戦となった山崎福也投手(32)との息もぴったりで、緩急を生かして楽天打線を翻弄(ほんろう)した。
「去年、初めて組んだときはいろいろ難しかったですけど」
〝さちぐん〟バッテリーが機能した。山崎と組むのは、昨年9月23日の西武戦(ベルーナドーム)以来、2度目だったが、テンポ良く配球し、打者6人でピシャリと抑えた。先輩左腕に対する理解度は徐々に深まっていて「きょうはさちさんが投げたい球を投げていた感じです。でも、だんだん、これを投げたそうだなというのも分かってきて。去年、初めて組んだときはいろいろ難しかったですけど、2回目なので」と納得の表情を浮かべた。
初めてバッテリーを組んだ西武戦で山崎は5回7安打5失点だった。当時は思考をくみ取れなかったと認め「(どんな)ピッチャーにも、できることとできないことがありますし、苦手、得意とかもあります。意外とこの球はこっちに投げづらいよ、みたいなことがあったりして。イメージとちょっと違ったところもありました」と冷静に振り返った。
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前回の反省踏まえ緩急生かした配球で勝負
この日はオープン戦とはいえ、スローカーブでカウントを整え、投手有利のカウントに持ち込むなど、緩急を生かす配球で勝負した。前回の経験と反省は、間違いなく生きた。