【一問一答】中島卓也 キャンプ中に助言を求められたのは山県、浜田と32歳の投手
2軍キャンプを打ち上げた中島
日本ハムの中島卓也内野手(34)が25日、沖縄・国頭で2軍キャンプを打ち上げた。今季、プロ17年目を迎えたベテラン内野手の一問一答は以下の通り。
―キャンプを振り返って
「17回目で、初めてあっという間に終わった感じですね。本当にあっという間に終わりました。第1クールは自主トレだったので、人より少なかったので、それ(の影響)もあるかなと思いますし、天気もあまり良くなくて室内練習も多かったので、それもあるかな」
―この1カ月間はどう過ごしたか
「とにかく、まずはけがなく終わるのが一番かなと思っていました。その中で自分のやりたいことをやりながら、開幕に向けて調整はできたかなと思います」
―若い選手が多い中で、自分の役割をどう捉えていたか
「自分から話すのはタイプ的に無理だったので、聞かれたら答えようかなという気持ちでいました。内野手だったら、山県とか浜田とか、一緒にノックを受ける機会があった時には気付いたことは言ったり、聞かれたことには答えたりしていました。自分から言うというより、聞かれたら答える感じで。あとは自分がしっかり練習することで、背中を見てもらえればいいかなと思います」
―シーズンに向けて、どうアピールしていくか
「やっぱり1年間、1軍にいたいというのがあるので、その中で必要とされるところでやるのが仕事。昨年も一塁を守りましたし、いろいろなポジションを守る機会が増えるかなと思っています。今年は一塁をやったり、二遊間はもちろんですけど、外野もどこでも可能性はあると思うので、その中でいろいろなところを守れるのは僕にとってもプラスだと思います。打撃だったり、走塁もそう。走れなくなったら終わりだと思っているので、走力は落としてはいけない。鎌ケ谷に帰って試合が増えるので、盗塁だったりを意識して、1軍で走れるようにやっていきたいです」
―よく助言を求められた後輩は
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「まあ、内野手は山県と浜田ですかね。ピッチャーだったら玉井」
2月8日の紅白戦、白組の2番手で登板した玉井
―玉井からはどんなことを聞かれたか
「玉井は紅白戦で対戦しましたし、阪神戦の時に後ろを守っていたので、『どんな感じですか?』と。あいつも(今季から)リリースポイントを下げてやっているので、どんな感じか聞きたかったんじゃないですかね」
―思ったことを伝えたか
「そうですね、はい。これから試合もあるので、どんどん自分のものにしていくんじゃないですかね」
―年下の選手とコミュニケーションを取る上で、気を付けていることは
「僕、怖いと思われてますかね?(笑)。聞かれたことは、納得してもらえるようには話してはみますけど、コーチもいるので、そのへんは(コーチから)どんなことを言われているのかを聞きながら、あまり押し付けることなく、『ちょっとこうした方が良いんじゃない?』ぐらいの感じで、「こうした方が良いよね』というより、『こうしたら良いんじゃない?』みたいな感じでは言っています」
―走力を落とさないためにしていることは
「ウエートに瞬発系のトレーニングを入れたり、昨年、おととしもそうですけど、そういうのはやっています。やっぱり、練習の中で1本か2本は全力で走っておかないと、いざ試合になった時に全力で走った時にけがしたりするので、練習では1本、2本は全力で、タイムを計ったりして、落ちていないかを確認しながら、落ちないようにしています」
1月29日、先乗り自主トレで走塁練習する中島(中央)
―実際にタイムはどうか
「落ちてはいないですね。グラウンド的にドームなら上がったりはしますけど、そんなに変わらないですね」
―距離は
「盗塁の距離なので、塁間ですね」
―現状の仕上がりは
「現状は、まあそんなに悪くもないし、良くもないし、普通という感じではいます。これがちょっと、試合に続けて出て体がどうか、というのはある。それはもう慣れだと思うので」
―昨年はオープン戦から1軍に上がり、アピールを続けて開幕1軍。そのイメージはあるか
「そうですね。開幕から1軍というのは目標だし、1年間いるというのがあれ(大事)なので、これから鎌ケ谷に帰ってオープン戦も増えるので、呼ばれた時には良い結果、良いアピールができるように準備したいなと思います」
24年3月2日、阪神とのOP戦で好守を見せる中島
―新しく取り組んだことは
「一番はファーストでシートノックを受けたり、試合に出たりしたことですね。昨年も試合は出ましたけど、そこまでやっていなかったですし、投内連係は初めてだったので、ファーストの難しさを実感した感じがありました。それが一番かな。ファーストミットで練習したこと。ちょっとファーストの人の気持ちも分かったので、ショート、セカンドをやった時に生きるかなと思います」
―外野も準備しているのか
「ちょっとやっておいてと言われたので、打球を受けたりはしました。本当かどうか分からないですけど、一応、2年前にやったので、可能性があるなら。出るからにはちゃんと守れないとピッチャーに迷惑をかけるので、しっかり守れるようになって出たいと思っているので、体が元気な時にはどこでも守れるようにしたいです」