【一問一答】伊藤大海がキャンプ総括 強気な投球が持ち味の右腕もananモデルデビューには「恥ずかしい」
充実したキャンプを過ごした伊藤
期間中のプルペンは110球で調整
日本ハムの伊藤大海投手(27)が春季キャンプを総括した。4月1日、ソフトバンクとのホーム開幕戦(エスコン)の先発に内定しているエースは、3月2日に行われる台湾シリーズ・中信ブラザーズ戦で今季実戦初マウンドに上がる。一問一答は以下の通り。
―春季キャンプを打ち上げた
「すごく充実してましたし、あっという間に終わったなっていう感じはあります」
―キャンプのテーマは
「ほんとに毎年変わらないですけど、けがしないと体づくりというところと、去年あっての今年のシーズンってすごく大事になってくると思うので。なんかこう新しい気持ちで入ってきたというか、今までと同じようにやっていたら足元すくわれるなっていうのは、考えながら過ごしてました」
―ここまでの仕上がりは
「コンディション的にはすごくいいと思いますし、出力も出ているのであんまり不安はないですけど。(ライブBPで)バッターに投げたかったなっていうのはちょっとありますけど」
―収穫は
「今までのプロ野球人生のキャンプの中でも、すごく収穫が多かった時間だったので、すごく有意義でしたし、シーズンがすごく楽しみになりました」
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―今季初実戦が台湾での登板になる
「すごく楽しみにしていますし、僕自身、今年初の実戦になるので、もちろん緊張はすると思いますけど、そのままでしっかり楽しんで、いい流れでいけたらなとは思います」
―今キャンプでは、後輩たちによく声を掛けていた
「後輩がイジってきてただけなんですけど(笑)。いろいろ聞いてくれることも多かったですし、なんかこっちが気になったことも言ってあげられた。そんな時間だったので。僕としてもすごく勉強になりましたし、すごくなんか良かったかなっていうのはあります」
―女性週刊誌「anan」でモデルデビューした
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「いやでも大変でしたね。ちょっと恥ずかしがっていると決まらないんですよ、写真が。なんでも振り切ってやりました。みんなで」
―野球を知らない人にも興味を持ってもらえるチャンス
「もちろん、いろんな方面から野球に興味を持っていただけるっていうのはすごく嬉しいことですし。まあ、やっぱり僕らは野球選手なので、野球でいろんな方面にアピールできたらなとは思いますけど」
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―チーム内の反響は
「マンチュウ(万波)は朝からイジってきました(笑)。いやいや、恥ずかしいっすよ。楽しみにしててください。まじでやばいっす」
―表紙に加え、10ページのグラビアも掲載
「自分では見たくないんですよ。むしろ。どのカットを使われているか分からないので、皆さん見てください」
―改めて今季の目標は
「チームとして本当にリーグ優勝、日本一っていうのは全員が思っていることですし、それを達成しなければいけない年だと思っているので、そこに向かって本当に一戦一戦、落とすことなく、常に上がっていくような気持ちでやっていくっていうのが今年のチームとしての課題かなとは思ってます」
―個人の目標は
「けがなく、まずはローテーションを守ることと、(新庄)監督との約束は15勝以上なので、それを達成できるようにしっかりやっていきます」
―実戦のテーマは
「実戦が初っていうのもありますし、立ち上がりもそうですし、まずイニングをどうクリアしていくかっていうところだと思うので。ブルペンの球数もキャンプ中トータルで110球ぐらいだったんで、球数っていうよりかはインターバルの取り方というか、イニングの上げていき方っていうところにちょっと着目してやっていけたらなと思います」
―キャンプ中のブルペンでの球数110球は予定通りか
「ちょっと多かったっすね。まあまあ。来年はもっと減らします」
―球数を減らす怖さはないか
「キャッチボールは毎日やっているので、キャッチボールの方が大事にしてましたから。あとはもう球数投げようが、イニング食っていくのは、インターバルの方が大事かなと思うので、それをどんどん増やせた方がいいのかなっていう。で、1イニングぐらいの球数っていうのはプルペンで意識していました」
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―キャッチボールでの球数も意識している
「だんだん減ってきましたね、年々。今だと20メートルぐらいのキャッチボールがやっぱ一番長くなっちゃうんですけど、実戦に近いんで。そのあとの30、40、50(メートル)、その後って考えると、だいたい今まで5球ずつだったのが、こう下がってきた。3球ぐらいになってきたんで、かなり球数は減らせているんじゃないかなって。変化球も1球決まったらもうオッケーみたいな感じで、あんまり投げすぎないっていう」
―肩の消耗を抑える狙いもある
「その1球の質を高めることで、球数が少なくなって、なんか疲れも、もちろん減るよねっていうぐらいの感覚ですね。そこメインじゃなくて、1球1球の質だったり、完成度の高さを求めた結果、だんだん省いていったみたいな感じです」
―それまでは結構、球数を多く投げていた
「今思うとやっぱ1年目、2年目、3年目は結構投げてました。やっぱ完璧を求めてずっと同じ球を投げたりとか。だんだん考え方がちゃんと大人になってきました(笑)」