バカヨコが紅白戦で存在感 次節出場へ意欲「相手DFにナイトメア(悪夢)を見せたい」
右ふくらはぎを負傷していたFWバカヨコ(中央)は前日26日から全体練習に合流。27日は紅白戦に出場するなど、完全復活間近だ=撮影・宮西雄太郎
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月27日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌のFWアマドゥ・バカヨコ(29)が27日、2次キャンプ地の熊本・大津町で行われた紅白戦に出場し、キレのある動きを披露した。1月のキャンプ期間に痛めた右ふくらはぎの状態は万全。昨夏に加入した大型ストライカーが、不振にあえぐクラブに新風を吹き込む。
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約1カ月ぶり実戦経て出場へ青信号
190センチの長身を誇る男が、ピッチ上で強い存在感を放った。約1カ月ぶりの実戦を終え「ケガは完全に治った。みんなのモチベーションも高いし、自分もコンディションを合わせられて良かった。そろそろグリーンライトが出そうだよ」と、公式戦出場へ意欲を燃やした。
紅白戦に出場したFWバカヨコ(中央)
沖縄キャンプまでは開幕先発最有力
高さを生かしたポストプレーに強さを見せ、機動力も併せ持つ。来日2シーズン目の飛躍を目指すバカヨコは、沖縄キャンプ期間中までFWのポジション争いの先頭を走っていた。だが、1月下旬に行われたG大阪との練習試合で右ふくらはぎに張りを覚え、迎えた熊本キャンプ初日の練習で違和感は痛みに変わった。診断結果は軽度の肉離れだった。
「試合にエネルギーをぶち込みます」
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はやる気持ちを必死に抑えてリハビリに励み、今月26日から全体練習に復帰した。患部の状態が回復した今は「試合を見ていて負けることが心苦しかった。みんな頑張っている。僕ももっと激しいトレーニングをするし、試合にエネルギーをぶち込みます。ファンの方も諦めないで、もっと大きな応援をよろしくお願いします」と、チームへの貢献を誓う。
昨季は来日初出場のリーグ戦でPKを決め、鮮烈なデビューを飾った。しかし、その後は出場機会に恵まれず、能力の底を見せないままシーズンを終えた。クラブが苦境に立たされている今こそ、真価を発揮する時だと自覚している。
チームメートとコミュニケーションをとるFWバカヨコ(左から2人目)
山口戦の出場も視野に入れ起爆剤に
次節・山口戦での出場も視野に入れ「持ち味は裏への走り。相手チームのDFたちにストレスを与えて、ナイトメア(悪夢)を見せたい。簡単な一日にはさせないよ。逆に僕らは勝ち点を取って、良い一日にしたい」と、復帰初戦での活躍を思い描く。
開幕2試合で無得点のチームにとって、ストライカーの復帰は何よりの朗報だ。「誰もが多くの点を決めてチームの得点王、リーグの得点王になることを目指している。でも一番大事なのはチームが勝ち続けること。勝利とゴールを目標に頑張ります」。背番号20のゴールラッシュが、沈むチームに劇的な変化を与える。
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