【一問一答】万波中正 豪快2ランで台湾ファン魅了「本当に、気持ち良かったです」
日本ハムのヒーローに選ばれた万波(中央)が台湾の観客に笑顔であいさつをする。左は統一のヒーロー=撮影・小田岳史
■親善試合 統一0ー3日本ハム(3月1日、台湾・台北ドーム)
日本ハムの万波中正外野手(24)が「6番・右翼」で先発し、決勝の先制2ランを含む3打数2安打2打点と大活躍した。試合後の一問一答は以下の通り。
―本塁打が出た。どんな気持ちか
「いやー最高ですね。試合前から、CSとか、大事な試合とか、そういうようなテンションだったので、良い結果になるんじゃないかなと個人的には思っていました。試合前の準備も本当に、日本での公式戦と全く変わらずにできましたし、すごいファンもみんなエキサイトしてくれていて、そういうのを全部含めて打てたのかなと思います」
―打った球は
「真っすぐです」
四回2死二塁、万波が先制の2点本塁打を放つ
―狙いは
「ここから、どんどん開幕が近づいてくるので、どちらかというと、今までは試合でも試している要素がすごい強かったんですけど、しっかりピッチャーと勝負して、公式戦さながらにピッチャーとの対戦というところに強い意識を持っていきました。キャンプ中はフォームがうまくいっていないとかで、すごく試合中も矢印が内側に入りがちだったので、そこはきょう、しっかりピッチャーに向かえて、対戦できたかなと思うので、良かったです」
―きょうの本塁打は、自身にとってどんな一打か
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「今の結果はそこまで重要じゃないとは思っているんですけど、打てないより打てるに超したことはないので、打って終われる方が気持ちは良いので、それは一個、良かったかな。試合で結果が出るか出ないかという世界でやっているので、常に結果が出ることに超したことはないと思うので、そういう面では良かったかなと思いますけど、一喜一憂せずに、大事なことを見失わないようにやっていきたい」
四回2死二塁、先制の2点本塁打を放った万波(右)
―この球場と応援の中で、ダイヤモンドを回った気分は
「いや最高でしたね。守備もやっぱり楽しかったですし、なんか本当に良かったです。盛り上がっている時に打つホームランは、なかなか形容しがたい何かがありますね。本当に、気持ち良かったです」
―万波中正という名前で、台湾の人は盛り上がっていた。人気を感じるか
「そうですね。スタメン発表の時に結構、声援をいただいて、びっくりしました。あらためて実感したので、いろいろなところで注目してもらえるのはうれしいです。だからこそ、この2試合でいいところを見せたいなというか、派手な分かりやすい活躍をしたいなという思いはすごい強かったので、ホームランを打てて良かったです」

―中正記念堂と萬波のタピオカミルクティーには行けたか
「タピオカはめっちゃ遠いらしくて、中正記念堂は18時ぐらいまでしか開いていないらしくて、困難ではあります。睡眠より優先すべきものはないので、まだ見ていないです。ホテルからは近かったので、できれば行きたいですね。中に入ってみたいです」
―「国境を超えて、これだけ盛り上がれる野球というスポーツは最高」とヒーローインタビューで言っていた。スポーツの偉大さを感じたか
「そうですね。最高だなと思いました。最後につたない中国語で、あれだけ歓声をくれたのもうれしいですし、もっと話したかったです。なかなか海外で試合することはないので、映像では台湾の盛り上がりがすごいことを知っていましたけど、見て感じるのは全然、違うので、本当に自分が好きなスポーツが別の国でもこれだけ盛り上がっているのは、本当にうれしいなと思いました」
―最後の中国語のあいさつはどんな意味だったか
「来てくれて、ありがとう。Thanks for comingみたいなことを言いたくて、通訳の人に教えてもらいました」
四回2死二塁、本塁打を放った万波がベンチで余韻に浸る