【プレーバック】J2第3節 山口2ー0札幌

■3月2日、山口・維新みらいふスタジアム
無得点のまま開幕3連敗
北海道コンサドーレ札幌はレノファ山口FCとアウェーで対戦し、0-2で敗れた。前節・熊本戦からスタメンを3人入れ替えて臨んだが、今回も無得点に終わった。3戦終了時点でまだ1点も取れていないのはJ2全20チームのうち札幌のみ。
ボールが弾むと水しぶきがとぶピッチで、苦戦を強いられた。ようやく攻撃のエンジンがかかり始めた前半32分、ダブルボランチのMF馬場晴也(23)からのスルーパスを前線に攻め上がっていたDF中村桐耶(24)がクロスを上げたが、ゴール前のFW中島大嘉(22)に合わず、相手GKにブロックされた。このあとセットプレーの左CKから、FW長谷川竜也(30)のループシュートにDF髙尾瑠(28)のボレーシュートなど、波状攻撃を仕掛けたが、山口の堅い守備に阻まれゴールを割れなかった。
前半39分、先制点を許した。札幌の左サイドを突破され、山口のFW有田のクロスをMF末永に決められた。
0-1で迎えた後半、DF大﨑玲央(33)に代えてDF家泉怜依(25)、MF田中宏武(25)に代えてMFスパチョーク(26)を投入した。FW中島大嘉(22)とFW木戸柊摩(22)の2トップに、スパチョークがトップ下に入り、長谷川が左WBの位置にまわった。
後半に入ってから右サイドからの攻撃が活性化した。同18分にFW出間思努(19)、同26分にFWアマドゥ・バカヨコ(29)、同32分にMF原康介(19)と、攻撃の切り札を次々送り込んだ。しかし同34分、山口に追加点を許し0-2に。後半41分には原のダイビングヘッドがゴールの枠に跳ね返されるなど、惜しいシーンも見られたが、結局今季初得点を決めることはできなかった。
札幌は勝ち点0、得点0のまま、次節9日のホーム開幕戦・千葉戦を迎えることになった。




■後半26分に今季初出場したFWアマドゥ・バカヨコ(29)
「ケガから帰ってきたばかりで、シーズン中の沖縄キャンプもいい感じで入ったけど、残念ながらケガしてからチームからちょっと離れていた。でもやっと帰ってこれて、やっとチームとみんなでこの舞台でボールに触れて、楽しかった。もちろんチームの中での競争が結構激しくて、ストライカーが何人も最初のゴールを取るために激しく戦い、練習でも激しく戦い、競争している。自分もまだ(ゴールを)決めていないので、もちろん頑張りたい」