コンサドーレ
2025/03/02 20:30 NEW

【一問一答】元札幌の山瀬功治が引退セレモニー「ちょっと運命的な」

引退セレモニーでコンサドーレのサポーターと一緒に写真を撮る山瀬功治=撮影・石川崇子

 昨季限りでレノファ山口FCを契約満了で退団し、2月27日に現役引退を発表した元北海道コンサドーレ札幌の山瀬功治(43)が、2日の試合後、両チームのサポーターの前で引退セレモニーを行った。セレモニー後の一問一答は次の通り。

2つの所属チームのサポーターの前でセレモニー

ー引退を発表した今の気持ちは
「引退を決意したのが2月の頭だったので、自分の中で、次に向けて動き出しているところだった。ただきちんと、皆さんに正式に発表できたのがつい最近ですし、なおかつ、こういう形でセレモニーをしていただいた、というところで、ちょっと感慨深いものがあるなって。なおかつ、今までだったらピッチで、試合後に回ってサポーターの方たちに内側から手を振る、というのも当たり前の光景だったんですけど、もしかしたらこれも最後になるかもしれないなと思うと、それはそれで寂しさはありますね。できればまだやりたいなと思いますけど。そういう意味では、自分の中ではもう区切りというか、気持ちの整理はついてるんですけど、外的要因ですかね、セレモニーだとかによって、改めて本当に引退なんだなって」

ー札幌サポーターから「俺たちの街の誇り ありがとう山瀬功治」と横断幕が掲げられた
「なかなかないですよね。他の引退された方たちの試合だとか、どういう対戦があったりしたのか分からないですけど、なかなかない形だと思うので、ちょっと運命的なというか、ある意味すごくきれいな形になったんじゃないですか。そういう意味ではちょっと自分持ってるな」

ーサッカー人生への感謝を
「ありがとうございました、と。本当にありきたりっちゃ、ありきたりなんですけど、それしか伝えようがないかな。僕はこれまで8つのチームを経験して、その中には満了という形で仕方なく移籍しなくてはいけない、というチームもありました。中にはチームが残ってほしいと言っているのに移籍した、という部分もあって、何で感謝を返せるか、気持ちを返せるか、と言ったら、やっぱりプレーで見せるしかない。自分がその先に成長した姿を見せることによってでしか、やっぱり恩返しできないのかな、っていうところが非常にあった。札幌から移籍した時に強く思いました。そういう選択をしたからには、自分には成長した姿を見せる責任があると思って過ごしてきた」

2000年5月4日J2リーグ湘南戦、Jリーグデビュー戦でプロ初ゴールを決め喜びを爆発させる山瀬(右)

 

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