【一問一答】伊藤大海 今季実戦初登板で2回5K 郡司裕也との〝同学年バッテリー〟の感想は-
一回を無失点に抑えた伊藤=撮影・小田岳史
■親善試合 中信0-8日本ハム(3月2日、台湾・台北ドーム)
日本ハムの伊藤大海投手(27)が2日、今季初の実戦登板に臨み、2回2安打無失点の5奪三振。同学年の郡司裕也捕手(27)と初めてバッテリーを組み、力のこもったピッチングを披露した。試合後の一問一答は以下の通り。
―二回に打球が直撃した
「この後、レントゲンを撮りに行って、あした、様子見てですね(笑)。いや、全然、大丈夫です」
―打球が当たった箇所は
「(左足の)上の方にスッって(当たった)感じなので。全然、赤くもなっていない。左足の甲ですね」
―投球を振り返って
「すごくいい緊張感の中で投げられましたし、ライブBP(での登板)もできていなかった不安もあったんですけど、雰囲気も相まってガッと入っていけたので、いい登板になったのかなと思います」
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―一回は3者連続三振
「ドーンと入っていけたのはまず一つ、今回の課題として上げていたところなので、すごく良かった。ちょっと力みはありましたけど、いい緊張感を持って、まず1戦目、投げられたのは良かったです」
―二回は走者を背負った
「それはこれからのオープン戦での課題になってくると思うので、次戦に向けてきょうダメだったところを修正して投げていきたいなと思います」
―新球・キックチェンジは
「1球だけ、左バッターに。ファウルになったんですけど。1球、投げられました」
―手応えは
「これから、どんどん投げて反応を見ながらというところではあるので、コントロールの不安なく投げられた。その点は良かったです」
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―台湾メディアから期待されていた超スローカーブは
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「2イニング目、ランナーなしの2アウトだったら、いこうかなと思っていたんですけど、ランナーいたので、できなかったです」
―5三振を奪った。奪三振は意識していた
「ありましたね。きょう、(郡司)裕也とも、最初から真っすぐをどんどんいきたいと話していた。初回、いつもとは違うくらいの力感ではありましたけど、いい緊張感で入っていけた。充実したマウンドになりました」
―前向きな2イニング
「そうですね。2イニング目の先頭(投手強襲安打)はちょっと課題に残りましたけど、そういうところも今後、イニングを増やしていって、もっともっと集中力を持って、先頭だったり、1球目だったり、取り組んでいけたらなと思います」
―ストレートに対して、台湾の選手の反応は
「4番の選手、その後の打席もすごかったですけど、しっかり真っすぐに対応していましたし、スイングもかなり鋭いので、投げていてシーズンと変わらないような緊張感だった。いい経験になりました」
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―最速は152キロを計測
「(1)50はマストという感覚で入っていった。まずスピード感でクリアできたのはなんかすごく安心材料ですし、出力的にも問題ないと思うので、ここから一段階、上げていけるように1カ月間を過ごしていきたいです」
―台湾の応援はどうだったか
「音、デカいすね。デカいっす、マジで。グーリンに聞いたら、シーズンになると(スタンドの)両サイド、自チームの方もやっていて倍になる。すごいっすね」
―ボールが捕手のミットに入る音が聞こえない
「いや、聞こえないですね。声とか全然、通らないですし、なんかすごい楽しかったです。ガーッという感じでできて」
―郡司とバッテリーを組むのは初めて
「そうですね。なんか、すんなりいけたというか、同級生でもありますし、サインも首も振らずにだったので楽しかったです」
二回を無失点に抑え、タッチを交わす郡司(左)と伊藤
―どういうリード
「強気。きょうは真っすぐでいきたいと言っていたので、強気なリードだった。(要求に)応えられるように投げていました」
―台湾でシーズン実戦初登板を果たした。いい思い出に
「そうですね。日本のオープン戦で一発目に投げていたとしても、ここまでの雰囲気ではない。ホント、国際試合というか、WBC、オリンピックに引けを取らないくらいの雰囲気だった。この緊張感で一発目にできたのは良いスタートになったと思います」