コンサドーレ
原康介 敗戦の中で灯した小さな光「ゴールに向かうプレーは見せられた」

■J2第3節 山口2-0札幌(3月2日、山口・維新みらいふスタジアム)
北海道コンサドーレ札幌のMF原康介(19)が2日、山口戦で今季初出場を果たした。後半32分からピッチに立つと、同41分にバーを直撃する決死のダイビングヘッドを披露。限られた出場時間の中で大きなインパクトを残した。
暗いトンネルを進む札幌に、小さな光が差し込んだ。切り札たちの存在が攻撃を活性化させた。劣勢の展開で登場した原は「今シーズンはチームとして1点も決められていない。自分が決めて流れを変えようという気持ちで入りました」とゲームチェンジャーを目指し、闘志あふれるプレーを見せた。
家泉のロングパスに決死のダイビングヘッド
試合終了が刻一刻と迫る状況で、見せ場は訪れた。家泉のロングパスに反応した原は、ペナルティーエリア内で頭からボールに飛び込んだ。シュートは惜しくもゴールの枠にはね返され「ボール何個分かのところで入らなかった。あれは決めないといけない。ゴールに向かうプレーは見せられたけど、僕が入ってから失点もあったので、そこが反省点」と悔しさを募らせた。
チーム最年少の19歳が課題を分析
攻撃的選手として、3戦無得点のチーム状況に歯がゆさを覚えている。チーム最年少の19歳はベンチ外だった1、2節も含めて、浮かび上がった課題を冷静に分析する。
「やっぱりシュート打たないことには入らない。入らない時は逆に、大事に大事にし過ぎてしまう。一人一人が強い意識を持って思い切って打てば入ることもある。良かったシーンも多いので、もっとチャンスを増やしていきたい」