コンサドーレ
2025/03/02 21:00

原康介 敗戦の中で灯した小さな光「ゴールに向かうプレーは見せられた」

後半、途中出場し、倒れ込むようにヘディングシュートを放ったMF原(左)=撮影・石川崇子

■J2第3節 山口2-0札幌(3月2日、山口・維新みらいふスタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌のMF原康介(19)が2日、山口戦で今季初出場を果たした。後半32分からピッチに立つと、同41分にバーを直撃する決死のダイビングヘッドを披露。限られた出場時間の中で大きなインパクトを残した。

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 暗いトンネルを進む札幌に、小さな光が差し込んだ。切り札たちの存在が攻撃を活性化させた。劣勢の展開で登場した原は「今シーズンはチームとして1点も決められていない。自分が決めて流れを変えようという気持ちで入りました」とゲームチェンジャーを目指し、闘志あふれるプレーを見せた。

家泉のロングパスに決死のダイビングヘッド

 試合終了が刻一刻と迫る状況で、見せ場は訪れた。家泉のロングパスに反応した原は、ペナルティーエリア内で頭からボールに飛び込んだ。シュートは惜しくもゴールの枠にはね返され「ボール何個分かのところで入らなかった。あれは決めないといけない。ゴールに向かうプレーは見せられたけど、僕が入ってから失点もあったので、そこが反省点」と悔しさを募らせた。

チーム最年少の19歳が課題を分析

 攻撃的選手として、3戦無得点のチーム状況に歯がゆさを覚えている。チーム最年少の19歳はベンチ外だった1、2節も含めて、浮かび上がった課題を冷静に分析する。

 「やっぱりシュート打たないことには入らない。入らない時は逆に、大事に大事にし過ぎてしまう。一人一人が強い意識を持って思い切って打てば入ることもある。良かったシーンも多いので、もっとチャンスを増やしていきたい」

昨季のチーム初得点者「今年も決められたら」

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