ファイターズ
2025/03/02 21:00

《ハム番24時》3月2日


 台湾遠征メンバーの中で、高卒4年目左腕の松浦は孫易磊の次に若く、日本人最年少だ。1軍キャンプでともに過ごした達、福島、柳川ら同学年は帯同していない。先輩だらけの環境の中で、異国の文化にも適応しなければならず、大変ではないだろうか―。記者のそんな心配は杞憂(きゆう)だった。

 左腕は笑顔で「(台湾を)楽しめていますね。去年もちょっと1軍にいたので、先輩たちとも、初めましてではないですし、ブルペンにもちょっと慣れた感じで入れています」ときっぱり。言葉通り、この日の中信戦では3番手で登板し、1回を無失点に抑えた。

 優しい先輩たちの中でも、頼れる存在が2人いる。1人目は今オフの自主トレを合同で行った河野。「ベタベタと、ずっと一緒にいるわけではなくて、自分が悩んだ時にそっと声をかけてくれる。毎回毎回、自分から言わなくても、最近どうなん?って感じで。程よい感じでいてくれて、悩んでいる時にすっと来てくれる。すごくやりやすいです」と感謝した。

 台湾で食事をともにしたのが、同期入団で3学年上の水野だ。「きのう(1日)は水野さんと日本料理屋に行きました。ハンバーグとカツとか。結構、本格的なハンバーグでした。最初、すき家っていう話だったんですけど、さすがにすき家は違うやろって、水野さんが探してくれました。同期なので結構、1軍にいる時はご飯に行ったりしています。2軍でも寮生の時は毎日のように一緒にいたので、今回、同級生はいないですけど、水野さんがいるので大丈夫でした」。もちろん、食事は水野のおごりだったという。

 先輩たちから愛されるのは、松浦の人柄が良い証拠。すっかり1軍になじんだ左腕の今後に、期待が膨らんだ。

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