【一問一答】開幕投手・金村尚真が西武相手に4回2失点 登板後に挙げた課題とは…
三回を終え、ベンチに戻る金村=撮影・桜田史宏
■オープン戦 西武2-3日本ハム(3月5日、エスコンフィールド北海道)
開幕投手に内定している日本ハムの金村尚真投手(24)が5日、西武とのオープン戦に先発し、4回4安打2失点だった。シーズン開幕まで1カ月を切った。プロ3年目で初の大役を担う右腕が、ピッチングを淡々と振り返った。登板後の一問一答は以下の通り。
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―登板を振り返って
「試したいことは試せましたし、その中でも変化球を追い込んで決めきるところで決めきれなかったりとか、アウトコースに真っすぐを投げようと思って引っ掛けたりとか、そういう課題がまだたくさん見つかったので、もう試合も少ないですし、ここからしっかり調整していかないといけないと思いました」
―序盤からいろいろな球種を使っていた
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「郡司さんも今日どれが使えるか確認しながらやっていたと思うんですけど、カーブだったりスライダーだったり、カウントでカーブで投げたりとか、スライダーで追い込んだときにどういう反応するのかだとか、そういうのは郡司さんと話し合って、しっかり試せたんじゃないかなと思うんですけど、精度の部分でちょっとまだ僕が甘いなと感じたので、そこは今日の課題ですかね」
先発で登板した金村=撮影・岩崎勝
―捕手の郡司とは実戦初登板だった中日との練習試合でも組んだ
「前回なかなか変化球を投げきれず、ストレート主体で終わってしまったので、今日はどういった感じで行くのか郡司さんは見たかったと思うので、そういうのを含めて確認し合ったかなと思います」
―真っすぐの出力は
「手応えはやっぱり感じてきてはいるんですけど、数字的なところでいうと、もうちょい出力が出てほしいなって自分で感じています。でも、真っすぐで押せてはいたので、そこに関して質は良くなってきていると思うので、あとは出力をどれだけ出せるかだけかなと思うので、そこです」
―開幕戦の相手、西武打線に対しての意識は
「オープン戦なので、相手もベストなメンバーかまだ分からない状態。全然シーズン中とは違うのかなって僕的には感じたので、そこは変に気にしてやるのではなくて、自分の試したいこと、自分の投げたいボールをちょっと意識して今日はいきました」

―次回登板に向けて課題は
「今日はカウントを取るときに、なかなか変化球で取れなかったので、自分優位なカウントで進めきれなかった。やっぱりシーズン中になるとどうしても球数が多くなって早めに降板という形になると思うので、自分の良い形に進められるように意識してやっていかないといけないなと思いました」
―開幕まで1カ月を切った。現時点での手応えは
「良い感じで進んでいると思うんですけど、ここから良い状態になるのかなっていう焦りだったり、そういうのが現時点である。今のところ出力も上がってきていますし、本当にあるのかなと思いますけど、ちょっと焦りがあるかなって感じです」
―変化球が高めに浮く場面もあった。今後はそこを突き詰めていく
「そうですね。カウントを取るときに、ボールから入ったりすることが多かったので、うまくリズムに乗れていないと感じました。そういった場合でもしっかり変化球でカウントを取ったりしないといけない部分だと思うので、そこは今日の課題かなと思います」

―カット、スライダーの曲がり系が特に
「スラ、カットというよりかは、真っすぐ、カーブでカウントを取らないと僕の場合はリズムに乗っていけないと思う。今日はストライクを取らないと、取らないとと思って、それがボールになったりだとか、そういうのがあった。そこは今日の課題かなと思います」
―初球にカーブを投げる場面が何度かあった。ボールになったのが課題
「そうですね。あそこで決める、決まらないで、すごく変わる。郡司さんと今日はカーブを多めに投げようという話はしていたので、それに応えきれなかったので、それはもうちょい練習が必要だなと感じました」
―去年もカーブは有効だった。ほぼ100%ストライクが入るイメージで投げている
「自分のバロメーターになっているのかなと感じるので、今日はダメだったので、もうちょっとピッチング練習の時から多めに投げたり、投げていて体のバランスが悪いと感じたので、そこは意識してやっていけばいいかなと思います」
―送りバントの処理があったが、人工芝に変わった内野の芝はどう感じたか
「やっぱりちょっと来ないなって感じましたし、一回、郡司さんと交錯しそうになったんですけど、すごく声掛けが大切だなと感じましたね。僕が『オッケー!』と言っても、あの場面じゃ郡司さんも聞こえてなかったかなと思うので、シーズン入るともっと聞こえないと思うので、ジェスチャーだったり必要になってくると感じました」
三回無死一塁、西武・長谷川の犠打を処理する金村(左)と郡司
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