侍デビューの水谷瞬が先頭打者アーチ 「1打席目が大事」
一回、先頭打者本塁打を放った水谷(右)=撮影・井上浩明
■ラグザス 侍ジャパンシリーズ オランダ0-5日本(3月5日、京セラドーム大阪)
鮮烈な代表デビューだった。日本ハムの水谷瞬外野手(23)が一回、先頭打者本塁打を放ち、「いい結果になって良かった」と笑った。
ほら貝の音が鳴る演出で打席に
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「1番・DH」でスタメン入り。一回、ほら貝の音が鳴る演出で打席に立った。初球は見送り、2球目だった。148キロの直球を豪快なスイングで捉え、バックスクリーンまで運んだ。「(ソフトバンクでお世話になった)松田(野手総合)コーチから『1打席目が大事』と言われたので、積極的にいった」。

現役ドラフトで2023年オフにソフトバンクから加入した。それまでのプロ5年間で1軍戦出場はなかったが、6年目となる昨年の交流戦で首位打者を獲得してブレークし、代表にも初めて選ばれた。
26年WBCへのアピール
この強化試合は26年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けたアピールの場でもある。井端監督は「23年のWBCは、勝ち上がるにつれてなかなか連打は望めなかった。優勝するには本塁打が必要不可欠」と、長距離打者を強く求めている。
水谷のアーチをベンチで見ていた井端監督は、満足そうに口角を上げた。代表初打席での一発は、大きなアピールになったに違いない。
