ファイターズ
《ハム番24時》3月6日

その瞬間、肝を冷やした人も多かったはずだ。5日の西武戦。二回に先頭打者の一ゴロでベースカバーに入った金村が、一塁を踏んだ後に転倒。起き上がるまでに多少の時間を要した。体の状態が心配されたものの、無事に立ち上がると、予定の4イニングをしっかりと投げきってみせた。
一夜明けたこの日、練習前の金村に状態を聞くと、幸いなことに異常はなかったそう。ベースカバー時に歩幅が合わなかったそうで「ボールとタイミングが合わずに、という感じで、最後にちょっと飛んでしまって。痛いというより、ちょっと恥ずかしさが」と苦笑いを浮かべながら、その瞬間の状況や心情を口にしていた。
「シーズン中にやらないように。今、出て良かったなと思いました」。今回の体験を今後への糧と前向きに捉えて、開幕投手が残り3週間でさらなる上積みを目指していく。