ファイターズ
2025/03/06 21:55

《SHINJOの信条》ピッチング次第ではありますけど、いいところで代打も面白い

■オープン戦 西武2-3日本ハム(3月6日、エスコンフィールド北海道)

―(自ら口を開き)
「山崎くんは、何か打席でいつも見せてくれますよね。期待に応えてくれるというか。ヤクルトとの日本シリーズでも打点、タイムリーを打つし、甲子園でもタイムリーを打つし、オールスターでも才木くんの真っすぐを打つし、きょうも初回、ショートゴロを打ってくれたらいいなって話をしていたら、しっかりね。センターへのヒットも、ボール球で、あれは普通、ポップフライになるんですけど、それを上からかぶせて、あそこに持っていく。まあ一番、楽しそうにやっていましたね」

―ポップフライにならないのは力みがないからか
「力みがない。左ピッチャーの羽田くん、たぶん12球団の左ピッチャーを見ても、155キロはそういない。それを初球からしっかりポイントを前気味で、悪くないファウルを打って。あれ以上、速いピッチャーはいないので、良いボールが見られたんじゃないですか」

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―シーズンでもDHで使いたいか
「まあ、DH…うーん、ピッチング次第ではありますけど、いいところで代打も面白いなと」

―今後のオープン戦は
「考えていないですけど、きょうみたいなバッティングを見せられたら。あんなに最短距離で(バットが)出るバッターはいないので。逆を言えば、きょうショートゴロを打って、自分がピッチャーだったらショートゴロを打たせない投球を学べたと思う。あとは福島くん、きょうが今までで一番、良かったんじゃないですか。テンポも良いし、しっかりバッターのタイミングを外すクイックもしていたしね」

―福島が、ピンチでのギアの入れ方を変えたと
「まあ、そういう意識があるだけで、もう成長なので。ただもう少し、ワンパターンなピッチングフォームを(考えてもらいたい)。きょうは仕方ないですけど、慣れていけば、もっとずらせるテクニックというのを学べると思う」

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―開幕直後は先発を5枚用意すると思うが、入ってきそうか
「いや、それはまだ。ピッチングコーチと話し合いながらやっていきます」

―清宮のホームランはどう評価するか
「フッフッフ(苦笑)。結果的には、あのホームランは素晴らしいホームランですけど、看板に当てなあかんね(笑)。ライトスタンドにも設置してあるんだから。それは納得いかなかった。距離を出さないと。もっと左側に、あそこを狙わないと、かな」

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―投手の山崎には何戦目の先発を任せたいか
「それもこれから。まあでも、1、2カード目のどれかには投げてもらわないといけないピッチャーなので」

―きょう打席に立つことは1週間ぐらい前に伝えていたと
「はい、しました。はっきりとしたタイミングは覚えていないけど、早めには言いました。投げた後が良かったかなと思って。投げた次の日にDHでいくよと。エスコンの方が良かったので」

―本人も、打席は投げた後の方が良いと
「投げる前に手がしびれられても困るので、投げた後の方が。でもしかし、よう打てますよね。簡単に。普通は差し込まれるけどな」

―空振りがなかった
「ないし、ポイントがしっかり前で、後ろの力みがないでしょ。スパーンっていうね。スイング自体は魅力のある豪快なスイングではないんですけど、しっかり捉えるところは、これはセンスでしょうね」

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【試合前】

―実戦形式のライブBPで古林が登板
「ゆっくり、ゆったりしたモーションで。クイックもめちゃくちゃ速かったでしょ。もしかしたらクイックの方が良いボールを放っていた…まあまあでも、試合にならないと分からないから。ボール自体は良いですよ。近く感じるんじゃないかな、バッターは」

―急がせすぎないようにするか
「まあまあ、ファイターズがしっかり計画に沿ってやっているから、慌てることはないです。慌てさせるけど(笑)。大丈夫やろ。でも大丈夫じゃないから。柴田くんも1打席じゃなくて2打席でもいいやろって。今度、2打席立ちますけど」

―山崎が打撃練習に参加。打者での出場機会は
「きょう3番。3番DH。なんか動画で、ファイターズの3番バッターが夢と。夢をかなえさせてあげよう(笑)。高校の時か。良い夢ですよ。それで現実になった。夢はかなう。夢は見るものじゃない、かなえるものだよ」

―本人はうれしそうだった
「ね。福也くんぐらい、結果を求めず、楽な楽な気持ちで、極端に言えばブルペンで(打席に)立っているイメージ。野手にあの力の入れ具合というか、ボールの見方を学んでほしい。だって結果を出さなくて良いバッターって、めちゃくちゃボールが見えると思いますよ。ブルペンで真っすぐ、いきまーす、となったら、見えるじゃないですか。ただ、グッて打ちにいってスタンスが広くなって、ズレるわけで。福也くんなんか、オールスターで才木くんの152キロを、めちゃくちゃ最短距離で。良い打球を打つわ、この子と思って。左バッターを集めて、専属バッティングコーチで教えてくれないかな。それぐらい良い。力んでないから、ヘッドのスピードも速い。みんな打ちにいって、強い打球を打とうとすると、押すイメージになっている。楽に楽に、バットを握っているか握っていないかぐらいでいっておいて、ボールが来た時に、力を入れ始めたら、パーンとヘッドが走るから。それで打球って全然、飛んでいくんですよ、という感覚。特に2ボールとか、3ボール、3―1(の場面)。これだけで、パンって、全然、いい打球が打てる」

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―常々、強く振るよりも速くと言っている
「そうそう。バットを速くとかじゃなくて、ヘッドの使い方を速く。僕なんか現役時代、ランナーがたまっていたら変化球を(狙う)。2ボールとかは変化球を待っていたので、特に右ピッチャーのスライダー。真っすぐのタイミングでいっておいて、速いボールを意識しておいて、スライダーを待っているんですよ。グリップをボールの内に入れて、バットのヘッドをボールの外にちょんと。むちゃくちゃ飛んでいく。真っすぐはちょっと難しいんですけど。カーブはめちゃくちゃ好きでした。カーブは打つんじゃなくて、バットのトップをボールの外に、コン。三遊間にコンってイメージで打つと、東京ドームの上段に(笑)。甲子園だったら浜風があるから、そのヘッドスピードでフライを上げてくれたら意外と、浜風を利用して乗せて。偉そうに言っているけど、220本ぐらい(日米通算225本塁打)しか打っていないから。1500本ぐらい(同1524安打)しか打っていないから、指導する数字じゃない。僕、まだ全然やれていたけど、あと5、6年はできていた選手だったと思うから。1999本で僕、やめている。もうもう今で良い。これが僕です(笑)」

―2000安打よりも印象に残る
「これでやめます。監督、僕、出さないで。立っても打たない(笑)」

―3番を告げた時の山崎の反応は
「にたーって。バッティングが好きなので、にたーって。まあこれで、きょうもゆったり感に注目して。そのイメージを野手が見てくれたら」

―5日の試合で右手首に死球を受けたレイエスの状態は
「結果、問題ないから。でもあのデッドボールの当たり方は…あんまり本人の調子が良くないかな。タイミングを早く取って、打ちにいって見極めが早かったら、こっち(左)の肩がキャッチャーの方に(動き、手首が隠れる)。良いバッターって早いじゃないですか」

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―骨に異常はなかったか
「骨に異常はなかった」

―どのぐらいで試合に
「6月ぐらい(笑)。3日ぐらい(様子を見て)。意外と良いバッティングすると思う。右手に(余計な)力が入らないと、左で持っていくというか。当たる瞬間にちょっと力を入れてあげる」

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