【一問一答】清宮幸太郎 「完璧」オープン戦1号 山崎には嫉妬?「簡単に打つ。やっていられない」
三回2死、本塁打を放ち、ハイタッチで迎えられる清宮=撮影・岩崎勝
■オープン戦 西武2-3日本ハム(3月6日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が右翼へ豪快なオープン戦1号ソロを放った。「2番・三塁」で先発し、第2打席で相手先発の下手投げ右腕・与座を捉えた。この日は本塁打を含む2安打1打点と躍動。一問一答は以下の通り。
―ホームランを振り返って
「はい、完璧でした」
―意識していたことは
「遅い球を見せられた後の速球は差されやすいので、差されない準備をかなりしていました」
―打球はどうだったか
「角度も完璧だったので、なかなかああいう打球を打てていなかったので、ひとまずホッとしています」
―今の状態は
「まだまだ試行錯誤の途中という感じで。この前の台湾でのホームランよりは、何倍も良いホームランだったかなと思います」
―ホームランが打てている要因は
「日々、映像と感覚とかをすり合わせて、より良いものを求めているという感じですね」

―どこが良くなっているか
「きのう、映像で見たら思っていたよりも右肩が下がりすぎて潜っている感じがすごいあって。でもそこを意識してきょうは意外と良くなりました」
―手応えのあるホームランだったか
「そうですね。やりたいことがちょっとはできたかなという感じですね」
―第1打席のバントは、次の山崎につなぐ意識か
「いや、もうヒットを狙ったろう、しか思っていなかったです。自分のことしか考えていなかったです。すみません」
―結果、山崎が(遊ゴロ併殺で)点を取った
「さすがだなと。アンダースローなんて絶対に打ったことないのに、よくそんな打てるなと思いました」

―自身のホームランの後にヒットも
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「いやもう、なんで打てるのかなっていう。だって、絶対に僕はきょうとか、与座さんだから、まあちょっと差されるかなとか、詰まっちゃうんだろうなとか思っていたんですけど、簡単に打つので、やっていられないです、本当に」
―バッターとして見習いたいところ
「タイミングの取り方がうまいですね。余計な動きもないし、シンプルですごい良いと思います」
―新庄監督は力みがないと
「そういうところですね。表現の違いだと思いますけど、本当にシンプルだと思います」
―今後、どこを意識して調整していきたいか
「体のケアと、日々変わるバッティング、体をしっかり観察しながら、良いものを求めていければ」
―山崎が、清宮のホームランをネクストで見て、かっこ良かったと
「すごい言われました。ずっと言ってくださいって感じです(笑)」
三回2死、本塁打を放ち、山崎(左)に迎えられた清宮
―きょうのホームランは台湾のホームランと、どう違ったか
「この前のは引っかかったという感じで、ホームランになったのはすごい良かったんですけど、打球もドライブ気味で、打球速度の割りには伸びなかっ。きょうは本当にいい角度で飛んでくれたので、その点が良かったです」
―打球速度も出ていたか
「どうなんですかね、まあ普通じゃないですかね」
―監督が、看板まで飛ばしてほしかったと
「言っていたんですか? まあ、確かに、はい。もっと飛ばしたいですね、確かに、はい」
―きのうの映像はいつ見たか
「きのうの夜に、全然ダメだなと思いながら、どうなってんのかなって。きのう、久々にエスコンでやって、去年とカメラの位置も一緒なので、そういうので見比べられたので、あ、こんなに変わっているんだなというのがすごい分かりやすかった。そのおかげできょうは打てたかなという感じです」
―自宅で振り返りながら
「そうですね」
―与座などの変則投手は、苦手意識なくいけるか
「やっぱり、やってはいけないことみたいなのがあるので。例えば球速は130キロですけど、全然150キロぐらいに感じるので、そのへんの意識とか、そういうのは持ってやっています」
三回2死、本塁打を放った清宮を指一本で迎える新庄監督