郡司裕也 2安打1盗塁マーク ダイヤモンドは爆走、一方で細心の注意払うのは…
二回、左前打を放った郡司=撮影・桜田史宏
■オープン戦 西武2-3日本ハム(3月6日、エスコンフィールド北海道)
本職ではない左翼でスタメン バットと足で魅了
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が「5番・左翼」で先発出場し、4打数2安打1盗塁をマークした。
前日、スタメンマスクをかぶっていた背番号30が、この日は得意の打撃と足でその存在感を示した。
マルチヒットで持ち前のトーク力も発揮
二回、郡司が左前打を放つ
郡司がこの試合で放った2本のヒットはいずれも先頭打者で記録した。二回にレフト前へクリーンヒットを放つと、四回の第2打席では一塁手のグラブをはじく内野安打で出塁した。
その2安打を「レフトから帰ってきて、すぐ先頭だったので、どっちもめっちゃ疲れていて(笑)。もしかしたら疲れていた方がいいのかもしれないですね。レフトは一番、遠くて疲れました」とジョーク混じりで振り返った。
自画自賛したプレーは…
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そして、この試合の振り返りで開口一番に自画自賛したのが、二回の盗塁だ。「きょうのポイントは盗塁ですね。プロに入って初めてちゃんとした盗塁をしました。しっかり盗んで、タイミングを計って。これは今年、けん制が増えますね(笑)」

プロ5年間での通算盗塁数は4。「今までノーマークでしたから。やはりバッターに集中してしまうので、次のバッターのためにも、今年は『郡司も走るぞ』というのを見せていかないと」。今年は走塁面でもチームに貢献し、走攻守の3拍子揃った活躍を見せていきたいところだ。
北海道の雪道に悪戦苦闘
今冬から車を北海道に持ってきて、本拠地までの車通勤をスタートさせた。3月に入ったものの、いまだ雪が深く積もっている状況に「雪道の運転が初めてなので、気を付けながら来ています」と冬の北海道での運転に細心の注意を払う日々が続いている。
今季は走塁にも注目だ!
「ちょっと細い道に入ると、固まった雪がでこぼこにあるじゃないですか。めちゃくちゃ怖いです。初心者なので、ちょっと気を付けないといけないです。よけられない部分もあるので、なるべく太い道を通って帰るようにします」
冬道では慎重に。ダイヤモンドでの走塁は大胆に。公私ともども新たなチャレンジに打って出ている郡司の〝爆走劇〟を今シーズンは見られそうだ。
