新庄監督 開幕1軍争い本格化に「ここから誰かを落とさないといけない」
開幕スペシャルパーティーのステージに登壇した新庄監督(中央)ら日本ハムの選手、スタッフ=撮影・小田岳史
開幕スペシャルパーティーに出席
日本ハムを激励する「2025シーズン開幕スペシャルパーティ」が7日、札幌市内のホテルで開催された。
イベント中盤には新庄剛志監督(53)がトークショーに参加し、パーティを盛り上げた。最後に選手会長を務める松本剛外野手(31)が来賓の前で決意表明し、悲願のリーグ優勝と日本一への機運を高めた。
近づく開幕 松本剛「最高の景色を見られるように」
リーグ2位で終えた昨季の自信を感じさせる時間だった。侍ジャパンの強化試合を戦っていた万波、水谷、河野、斎藤の4人も集結。今季を戦う面々が北の大地に顔を揃え、開幕が近いことを感じさせた。
松本剛は「今年こそは必ず日本シリーズをエスコンフィールドで開催し、最後の最後に最高の景色を見られるように一生懸命、戦っていきたいと思います。大航海はまだまだ続きます。秋にはパレードをできるように一戦一戦、ファイターズらしく戦っていきたいと思います」と壇上で優勝への意気込みを披露した。
あいさつをする松本剛
4番の野村へ 新庄監督「ここで打ってほしいなっていう時の一打」
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新庄監督は森本外野守備走塁コーチとトークショーに参加し「今年はものすごくプレッシャーを感じています」と正直な心情を吐露した。今年のキャンプでは選手にけがをさせないことをテーマに約1カ月間の日々を過ごしたという。
そして開幕4番に指名している野村には「4番というポジションは4打数4安打よりも、ここで打ってほしいなっていう時の一打。それで4打数1安打2打点という成績を残してくれたら、使っていきたいと思う」と勝負強い打撃を求めた。
トークショーに登場した新庄監督(左)と森本コーチ
勝負の年へ十分な手応え
就任4年目は勝負の年となる。「3年目が終わった時点で紅白戦をやって、紅組でも白組でもペナントレースに送り出せる2チームをつくりたかった。今年、紅白戦をした時に紅組と白組1チームずつできている」と選手たちの成長に十分な手応えを感じている。

妥協許さぬ厳しいタクトも
「また、ここから誰かを(2軍に)落とさないといけない」と競争も本格化していく。「ここで、ふてくされたり、チームの和を乱すような選手は2軍に落として、上げる気はないです」とキッパリ。3週間後、開幕スタメンに名を連ねるのは誰か―。球春到来を告げる激しいポジション争いが幕を開ける。
プロスケートボーダー・開心那(右)から花束を受け取った新庄監督