北海道イエロースターズが完勝して東地区Ｖへ王手！プレーオフ突破の鍵は―

■Ｖリーグ男子・東地区（３月８日、北ガスアリーナ札幌４６）
▽北海道イエロースターズ３－０東京ヴェルディ

次も勝てば翌９日にも決定

　東地区優勝に王手！北海道イエロースターズが東京ヴェルディをストレートで退け、今季２２勝目（１敗）を挙げた。９日の試合でイエロースターズが勝利し、２位の埼玉アザレアがつくばユナイテッドサンガイアに敗れると、東地区優勝が決まる。ＯＨ（アウトサイドヒッター）郡浩也主将（２９）が両チーム最多の１９得点をマークし、勝利に導いた。圧倒的な強さを示し、すでに地区２位以上が出場するＶリーグプレーオフセミファイナル進出を決めている。Ｖリーグ初代王者の座をつかむためにも、まずは東地区優勝を決めてプレーオフに向かっていく。

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今季最多の観客でさらなる成長誓う

　表情豊かな主将が、イエスタの明るい雰囲気をつくり出している。今季最多となる１５６５人の観客が詰めかけた中、１９得点でチームをけん引した郡がこの試合のＭＶＰに選ばれた。「たくさんのお客様が来てくれて、その中でバレーボールをできることが本当に楽しい」とニッコリ。「今年のチームの雰囲気はいい。誰が出てもいいクオリティを出してくれますし、本当に強くなれると思います」とさらなる成長を誓った。

　今季から主将に就任。「それぞれの選手を尊重する。いろんな個性が伸び伸びできる環境をつくること」を心掛けて、今シーズンの日々を過ごしている。そのためにも「僕が一番それを体現しないといけない」。喜怒哀楽を前面に出すプレースタイルで、若くて明るいチームを鼓舞してきた。

プレーオフでＭＡＸに持っていく

　目指すは新生Ｖリーグの頂。リーグを圧倒しているが、浜崎勇矢監督（３７）は「集中力が欠けてしまう部分がよく出る。それは常日頃の練習から言っている」と満足はしていない。３０日からのプレーオフを勝ち抜くために、全精力を注いでいく。「プレーオフはＭＡＸに持っていかないと難しい。どっちが勝ってもおかしくない」と勢いのあるチームをうまく乗せられるように舵を取るつもりだ。