【一問一答】水野達稀 〝プロ初〟満塁弾も「ちょっと複雑…」 そのわけはー
六回2死、一時逆転に成功する満塁弾を放った水野=撮影・松本奈央
■オープン戦 中日6-6日本ハム(3月8日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの水野達稀内野手(24)が8日、エスコンフィールド北海道で行われた中日とのオープン戦にスタメン出場し、プロ入り後初となる満塁弾を放った。オープン戦に入って無安打だったが、1点を追った六回2死満塁で右翼席へ豪快な一発。遊撃手のレギュラー候補筆頭が、持ち前の勝負強さを発揮した。試合後の一問一答は以下の通り。
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―満塁ホームランを打った経験は
「プロに入ってからは初めてですね。アマチュアのときはありますね、何回か。高校…いや小、中学校のときぐらい。それぐらいぶりだと思います」
―打った瞬間の当たりだった
「さすがに行ったと思いました」
六回2死、〝プロ初〟という満塁弾を放った水野=撮影・宮永春希
―初球から狙っていたか
「グワチョ(マルティネス)がデッドボールだったので、(ストライクを)取りにくるだろうなという感じでいきました」
―オープン戦初安打が大きな当たり
「(初安打が)欲しいのは欲しかったんですけど、一番欲しいヤツが出ちゃったので、ちょっと複雑な気持ちです(笑)。シーズン中、出たらいいなと思います。でも一本出たのは大きいですね」
―昨季から勝負強さが際立っている
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「自分ではあまり言いたくないですけど、終盤になるほど、打っている気はするので、来年もそのイメージのまま、いけたらいいなと思います」
―手応えを感じる内容だったのでは
「(キャンプ中に)体調を崩してから試合に出られない時期もありました。まだ完全だとは思っていないですけど、今できる一番いいバッティングはできているんじゃないかと思います。練習中もいろいろ考えたり、今の自分のスイングの状態を判断しながらやれていると思う。本当にいい1本だったと思います」

―昨季の実績を踏まえ、遊撃手のレギュラー最有力だと思うが
「そういう感覚は持ちたくないので。去年みたいに1日1日やっていたらシーズンが終わっていた、ぐらいの感覚で今年もやりたい」
―自主トレ、キャンプを通じてパワー、飛距離は向上しているか
「うーん、捉えたときは昔から飛んでいたので。ウエート(トレーニング)が直接生きているか、分からないですけど。生きていると信じてウエートをやっている。そういう意味では、もうちょっと飛んでほしかったですね」
―ウエートの強度は上がってきているか
「ただ鍛えていたので、社会人のときは。今は試合前にハードなウエートができない。きょうも試合終わりにやりましたし。いろいろ考えながらやっていますね」
―ベンチプレス140キロは更新したのか
「いや、もうやっていないです。ベンチプレス140キロは見栄えがいいですし、話題にもしてもらいましたけど、重いので(笑)。体が疲れちゃうので、ダンベルに変えました」

―試合後のウエートは軽くしているのか
「オフは部位に分けてやるんですけど、今は上半身、下半身でメニューもセットも減らしながら。筋量が落ちないようにだけやっている。今からウエートをして(筋量を)増やそうとは思っていないです」