ファイターズ
2025/03/08 21:50

上原健太 教育リーグで4回0封 〝明治の底力〟見せる「僕も高山も、中山も浅利も頑張らなきゃ」

4回無失点と好投した上原=撮影・近藤裕介

■春季教育リーグ オイシックス2-2日本ハム(鎌ケ谷スタジアム)

 日本ハムの上原健太投手(30)が8日、2軍のオープン戦に相当する春季教育リーグのオイシックス戦(鎌ケ谷)に先発し、予定の4回を2安打無失点に抑えた。4三振を奪い、四死球0と結果は文句なし。それでも、「良くもあり、悪くもありという感じです。もう少しコースならコース、高さなら高さを間違えないようにしたい。全く意味のないボールになってしまわないように。意図のあるボールを投げたいので、そういうところがもう一つかなと思います 」と1軍登板を見据え、課題が口をついた。

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 真冬に逆戻りしたような寒さの中で、長身左腕の安定感が光った。一回を3者凡退で好発進すると、二回に1死二塁のピンチを迎えても動じず、冷静に後続を斬った。その後も危なげなく4回を59球で投げ切り、1軍昇格をアピールした。

三回終了後にプルペンで投球を修正

 今季がプロ10年目。酸いも甘いも経験を積んできた。この日は序盤、フォークに対する打者の反応に違和感を覚え、三回終了後にブルペンで投球練習を行い修正。「四回までと決まっていたので、どうにかそこを修正して投げ切ってきょうを終わりたかった。最後に1球だけ、しっかり投げ切れた球があった」と収穫を挙げつつ、「それを初回から投げられる準備をしないといけない」と反省も忘れなかった。

明大の同期・高山俊と対戦

 盟友との対戦もあった。オイシックスの「5番・DH」で先発した高山俊外野手(31)は明大の同期で、ともに15年のドラフト1位でプロ入りした。この日は2度対戦し、2打数1安打。二回の第1打席で右中間への二塁打を浴びたが、四回の2打席目はボテボテの一ゴロに打ち取り、意地を見せた。

 「きょうもちょっとだけしゃべりました。あいつは僕のことを得意にしているみたいなので。僕はあんまり意識していないですけど(笑)。左バッターをどうやって抑えていくかというところがポイントになってくるので、きょうは(高山を含め)左バッターが多くいたので、すごく良い練習になったと思います」

チーム内でも明大出身者は一大派閥

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