ファイターズ
2021/12/19 15:26

石川亮ここぞの一発で「びっくり箱」になる!ビッグボスに打撃でアピール

“正妻奪取”にはびっくり箱だ~。石川亮がビッグボスにプロ1号を放ち、超アピールを狙っている(撮影・近藤裕介)

 “意外性”でビッグボスにアピールだ! 日本ハムの石川亮捕手(26)が18日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行い、来季の目標に「びっくり箱になること」を掲げた。びっくり箱とは、普段は小技や確実性を重要視しつつ、意外なところでアーチを放つなど、意外性のある打者を表現する。今季限りで現役引退した谷口雄也氏(29)のバットを来季から使用。まずは新庄剛志監督(49)へのアピールとしてプロ初本塁打を狙い、正捕手争いを勝ち抜く。

「犠打もしっかりやって」

 ホームランバッターになるつもりはない。目指すのはビッグボスの「びっくり箱」。通常はチーム打撃を徹底し、打率も求める。“ここぞ”の場面で本塁打を放ちチームを救う、意外性のある打者が理想だ。鎌ケ谷で精力的に体を動かした石川亮は「犠打もしっかりやって、たまにびっくり箱がある方が、僕は魅力があると思う」と爽やかな笑顔を見せた。

 プロ8年間で本塁打は「0」。今季はキャリアハイの60試合に出場し、フェンス直撃の打球も放ったが、あと1歩のところで柵越えには届かなかった。「本塁打がない打者が来たら、僕が捕手をやっていても楽。甘く入ったらやばいなと思わせないと、投手の(気持ちの)抜き場所になってしまう」。自身が捕手だからこそ、「一発がある」と相手に思わせることの重要性を知っている。

 長打力アップへ、相棒を変える。オフに今季限りで引退した谷口からバットをもらい「振ってみたらすごくよかった」と来季からの使用を決め、すでに同タイプをメーカーに発注済み。自身のものより15グラムほど重く「重みを感じながら、体全体で振っていくのを今、取り組んでいる。それで何か変われば、ホームランも出るんじゃないかな」と“谷口バット”に期待を寄せた。

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