ファイターズ
2025/03/10 17:00

矢沢宏太 俊足生かす技術を磨く「最低でも20盗塁」 2人ですしを食べに行ったこともある松岡の昇格には…

3月8日のオイシックス戦で2安打1盗塁と躍動した矢沢=撮影・近藤裕介

スピードも魅力の二刀流戦士

 日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(24)が、持ち前の足の速さを生かす〝走力強化〟に取り組んでいる。

 11日のロッテ戦(ZOZOマリン)からは1軍に再合流する予定だが、8、9日は鎌ケ谷で2軍戦に出場。テーマに「セーフティーバントと盗塁」を掲げ、開幕後を見据えて意識的に実戦での試行錯誤を繰り返した。

田中賢介SAからも太鼓判

 セーフティーバントは、春季キャンプ中に犠打指導を受けた田中賢介SA(スペシャル・アドバイザー、43)から「セーフティー、結構、良い感じだから、試合でやったら、たぶんセーフだよ」と太鼓判をもらった。

 俊足の左打者に犠打技術が加われば、相手にとっては大きな脅威。今季は「もっともっとチャレンジしてやっていきたい」と試行機会を増やすつもりだ。

チャレンジ自体に意義

 8日のオイシックス戦では2度、試みた。「1つはタイミングが合わなくて、もう1つはボールだと思ったらストライクだった」と成功には至らなかったが、セーフティーを警戒させることで、内野手を前進させてヒットゾーンを広げる効果もある。

 「最初、1打席目にセーフティーの構えをしたんですけど、そうすると2球目には(内野が)前に来た。前に来れば、打球が速いとヒットゾーンも増えてきますし、視野を広く持ってやっていきたい」

盗塁に高いノルマ設定

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