ファイターズ
《ハム番24時》3月10日

雨男返上なるか―。高卒4年目の達は入団以来、登板が何度も雨で流されてきた。今年に入っても雨男ぶりは健在で、先発予定だった3日の早大とのプロアマ交流試合も悪天候で中止。「なんでなんですかね(笑)。もう慣れましたけどね」と不運を嘆いた。
代わりに登板した6日の2軍教育リーグ・ロッテ戦では2回無失点と好投。「(登板日が)ズレる経験を何十回と重ねてきたので、その経験値は誰よりも高いような気がします。最初の方は難しかったですけど、その耐性は結構、付いた」と、ポジティブな要素を探して前を向いていた。
ただ、このまま黙って雨に降られ続けるわけにはいかない。負けず嫌いな右腕が選んだ〝対抗策〟は、神頼みだった。4日のオフを使い、鎌ケ谷の寮から電車で約1時間半をかけて、東京・高円寺にある気象神社まで参拝に行った。天気の神様を祭る国内唯一の神社とされる場所で、「晴れますように」と祈願した。
「お守りも買ってきました。ホンマですよ。今も持っています。絵馬も初めて買って、『晴れますように』と書きました。ほかの人の絵馬も全部、『晴れますように』でした(笑)。これで、たぶん大丈夫だと思います」。願いは届くか―。今後、達の登板日は天気も要チェックだ。