ファイターズ
《ハム番24時》3月11日

試合前練習でグラウンドに出てきた瞬間、誰だか分からなかった。ネックウォーマーを鼻の上まで伸ばし、サングラスをかけ、帽子姿。顔がほとんど見えない状態だった。
近くにいた万波に「そこまでしなくてよくないすか」とツッコまれていた選手の正体は、花粉症だという郡司。この日は気温が上昇し、スギ花粉が多く飛散していることもあり、「やれることは全部!」。ネックウォーマーをチラッとめくり「下にはマスクしています。この2日間をなんとしてでも乗り切る!」と気合十分だった。
とはいえ、試合中は同じ格好をできない。池田から「試合中、どうするの?」と聞かれると「鼻にワセリンも塗っています」。花粉症対策に万全を期していることを強調していた。
今月、屋外球場で行われるオープン戦は、ZOZOマリンでの2試合のみ。「この2日間をなんとしてでも乗り切る」。朝からティッシュが手放せない記者も、郡司の気持ちが痛いほど分かった。
