【一問一答】金村尚真 5回3失点も今後に生かす「こういう場面はシーズン中も…」
二回を終え、ベンチに戻る金村=撮影・桜田史宏
■オープン戦 日本ハム2-5ロッテ(3月12日、ZOZOマリンスタジアム)
今季の開幕投手に内定している日本ハムの金村尚真投手(24)が先発登板。一回、ポランコに2ランを浴びるなど、5回3失点という苦しいマウンドとなった。開幕まで約2週間。この日の投球内容を踏まえて、本番に向けてどう調整していくかが注目される。一問一答は以下の通り。
―5回3失点。投球内容を振り返って
「最初のポランコのホームランは、インコースを狙ったのが、ど真ん中にシュート回転して入った。2アウトになっていましたし、やはりしっかりゾーンに投げきる(ことが大事)。あとは(ポランコの前の3番)藤原のところでノーステップにして、(バットが)届くところに投げてしまった(結果は三塁打)というのがあると思うので、田宮と話して、シーズン中は届かないところにというのは。追い込んでいましたし、そういうのは意識した中でやってきたことなので、やはりそれは繰り返して今年もやっていかないといけない。意識の甘さが出たかなと思いました」
一回2死三塁、ロッテ・ポランコに2点本塁打を浴びた金村(右)
―雨の影響はあったか
「ちょっと滑ったぐらいで、あとはそんなに。投げているうちはそんなに感じなかったので、自分の調整不足かなと思います」
―修正するところとしては、そのあたりの微調整か
「そうですね。そのへんをしっかり調整していけばいいかなと思います」

―今季最長の5回71球
「球速も出てなかったですし、自分の中では全然ダメだなというのは感じているので。このままではダメだと思うので、この次の登板までにしっかり調整して、もう一度、自分の中で考えてやっていければいいかなと思います」
―71球を投じての疲労感は
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「今の時点ではそんなに感じていない。あしたになったら、また感じると思いますけど、そこは自分の体と相談してやっていけばいいかなと思います」
―球速が出なかったのは雨の影響もあるか
「きょうに関してはタイミングが合っていなかったり。でも、その中でもコントロール(を意識しないといけない)。(球速が)出ないからといって、強引にど真ん中に投げてパカーン、というのが一番ダメだと思うので。もう出ないなら出ないで割り切って、しっかりコースに投げるとか、低目に投げるとか、できることをやらないといけない。こういう場面はシーズン中も、もちろんあると思いますし、そういった時にどういうピッチングができるのかなというのが、意味ある投球。そこは意識してやりました」

―立て直して、五回まで投げられたということに関しては
「2回で3点取られて、そこからズルズル行かなかったのはもちろん良いことですけど、やはり初回にああやって点数を取られてしまうと、どうしても良い展開、良いリズムで進まない。相手は余裕もありますし。そういう意味では全然ダメだったので。こういうピッチングをしていると、どうしてもダメだと思うので、もう一度しっかり考え直して調整していきたいと思います」
―三回以降もランナーを出す展開が続きながら無失点。うまく切り替えができたか
「そうですね。打たれたからといって強引にいくのではなくて、割り切ってしっかり自分のできることをやれたので。そこは次に生かしていければいいのかなと感じました」
四回を無失点に抑え、ベンチに戻る金村(右)
―きょうの投球で出た課題は、開幕までに解消できそうか
「時間はまだあるので、きょうのピッチング内容をもう一度見て、自分の中で考えて、コーチの方と話してやっていけばいいのかなと感じました」