ファイターズ
2025/03/12 19:55

《岩本勉のガン流F論》引退後にトレンディーエースから打ち明けられた事実 首脳陣からの期待を力に

■オープン戦 日本ハム2ー5ロッテ(3月12日、ZOZOマリンスタジアム)

特長を出すことができなかった斎藤

 辛口にならざるを得ない。ピリッとしなかった2投手についてだ。時系列とは逆ではあるが、まずは2番手の斎藤だ。結果は1回5安打2失点。新庄監督からクローザーに指名されている。この試合に限っては、そのレベルに達していない。ことごとくボール先行。圧倒的な力で相手打者をねじ伏せる特長がまるでなかった。

見せてほしいリバウンドメンタリティー

 ポテンシャルが高いのは誰もが認める。だから言いたくなる。クローザー指名。こんな大チャンスはないで! 彼に求めるのはズバリ、リバウンドメンタリティー。次の登板ではドカン!と、相手を圧倒するピッチングを頼むで! この日ですべての膿を出し切った。そう思うしかない。開き直って次回登板に向かってもらいたい。

高かったボール 危機回避能力は見事

 そして金村。こちらは開幕投手に指名されている。前日の山崎とは立場が違う。チームメートを安心させる投球を披露しなければいけない。5回6安打3失点は全般的にボールが高かったのが原因だ。

 ただ、危機回避能力はさすがだ。三回以降は走者を出しながらも無失点にまとめた。自身の状態を把握し、試合中にギアチェンジできる。悪いなりにも失点を食い止めるセンスを持っている。並の投手ならば、一気にたたみ込まれている。

プロ3年目で抜てきの開幕投手 力があるのは事実

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