【一問一答】今川優馬 執念の1軍アピール弾 家族との約束胸に食らいつく
九回2死、ソロ本塁打を放った今川=撮影・桜田史宏
■オープン戦 日本ハム2-5ロッテ(3月12日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの今川優馬外野手(28)が九回に左翼へ豪快ソロ弾を放った。2軍降格の危機にあると現況を捉えていた中で、猛アピールに成功。開幕スタメンを目指し、決死の覚悟で戦い抜く。試合後の一問一答は以下の通り。
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―九回の本塁打を振り返って
「正直、あの打席で打たなければ鎌ケ谷だと思っていたので、本当に命懸けでしたね。絶対に打つという気持ちでした」

―何度もガッツポーズしていた
「それだけ毎打席、気持ちが入っているので。オープン戦ですけど関係なく、毎打席毎打席、自分のやってきたことを信じてバットを振るだけかなと」
―狙っていた球に対応したのか
「ある程度、変化球をケアしながら。その前の球、変化球を見逃せて、タイミングをうまく取れたので、うまく反応で打てたのかなと思います」
―2打席目の左前打も価値がある
「スタメンで出たいので、右ピッチャーも打っていかないといけない。レギュラーで出るためには右も左も関係なく打ってアピールしないと」
―特に左ピッチャーを打ち崩したい
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「もう、左ピッチャーは打たないと。僕の一番の強みなので。左ピッチャーが来たら今川をスタメンでいつでも出せると思ってもらえたら。そこをもっともっとアピールしていかないと」
―パワーが付いている印象
「今までみたいに思い切り振り上げて、ということではなくて、しっかり待ちながら(体が)回って。オフシーズン、アメリカに行ったり、いろいろトレーニングした結果がすごく結び付いた打席、うまく打てたホームランだったかなと思います」
―オフから取り組む打撃は身に付いたか
「最近、台湾シリーズぐらいから感覚をつかめてきて。低めの変化球を振らなくなったので、カウントを整えられるようになって、いい打席が増えた。きのうの1打席目と、きょうの1打席目にサードゴロがあったんですけど、あれを一番したくない。力んで顔が離れてしまって、ということがあったので、きょうの最後は顔を残して打とうと考えて修正できた。試合中に。4打席、立たせてもらった中で、ちゃんと試合中に修正できれば、率も残せて使いやすい選手になるのかなと。うまくできました」

―土壇場の一発で気持ち的にも乗っていけそうか
「打率とか見ると、あまりいい数字ではないですけど、打席の内容が去年とは全然、違う。そこは自信にもなっていますし、ずっと開幕スタメンを狙っているので、どんどん打ち続けるしかないと思う。あと守備と、全部、頑張りたいですね」
―し烈なレギュラー争いが続く
「家族と約束したので。絶対にまた福岡に行って結果を残して、札幌の家に帰ってみんなに会うと約束したので。必ず、執念で食らいつきます」
―この遠征の前に家族に言ってきたのか
「妻と弟たちもこの前、エスコンの試合を見に来てくれて。また札幌に帰って来られたら集まろうね、と話をしたので。またみんなでご飯、食べに行きたいですね」
―右翼の守備でスライディングキャッチもあった
「ずっとライトは万波が出ていますけど、万波もいつ何が起こるか分からないですし。ライトでもセンターでもレフトでも、どこでも守れるように常に準備をしていきたいと思います。あとはきょう、フェイク(右越えの当たりを右飛に見せかける守備)が良かったですね。寺地選手の打球。あれで2点入るかなと思ったんですけど、1点で抑えられたので」

―監督に褒められたか
「なかったです(笑)。ボスからしたら、当たり前のプレーなんじゃないですか」