《秋田戦前日》勝ち点を拾っていかないと上は見えてこない。一戦必勝
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■3月14日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督(43)が14日、第5節の秋田戦(15日午後1時キックオフ)へ向けて意気込みを語った。開幕4連敗を喫している札幌は、何よりも勝利を欲している。一戦必勝を誓う指揮官は、今度こそサポーターに歓喜を届けるつもりだ。一問一答は以下の通り。
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ー大雪でフルメニューを消化できなかった
「寒いですね~! 大丈夫です。はい、大丈夫です」
ー活気ある練習だった
「雪でテンションが上がっているんじゃないですか(笑)。結果が出てない苦しさはありますが、サッカー自体が進んでいるのは目に見えて分かる。慌てずに推し進めていくことは変わりません」
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ー秋田の印象は
「今年のJ2の傾向というか…。J1はたくさんの監督が代わりましたけど、J2はあまり代わってない。長い監督さんが多くて、監督さんのやり方が浸透した状態でスタートしていることで、だいぶ出遅れてしまったと感じている。そういう一つの象徴的なチームだと思います。ぱっと見では大雑把なフットボールに見えて、緻密な設定がされている。逆に言うと、そのパターンは読みやすい印象です」
ー勝利のポイントは
「選手たちに伝えたのは、相手はホーム開幕戦なので大分戦や山口戦と似たような試合になるだろう、と。自分たちの露呈している課題に対して三度目の正直じゃないですが、もう一回やられたら自分たちに問題があるという試合になる。しっかりとサポーターの皆さんに見せられるかを問われる」
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ー秋田での試合経験は
「ないです。行ったこともないと思います。東北はなかなか行けないですよね」
ー4連敗中。意気込みを
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「チームとして作ってきていること、良くなっていることをそのまま進めて、良くないことを改善しての繰り返しの中での5試合目になる。開幕前から言ってますが、勝ったからといって選手たちを全て褒めることはない。負けたからといって批判することもない。ちゃんと分析して良い方向に持っていくことが全て。シーズンを通して進めて行くことで選手たちと共に成長していければ、というところでの5試合目という位置づけです。ただ勝ち点を拾っていかないと上は見えてこない。まずは一戦必勝を意識します。中長期計画はありながらも、そんなことを言っていられない勝ち点なので。アウェーですけど一戦一戦、勝ち点3を目指すことが必要と思っています」
ー守備のほころびを、どのように修正する
「継続です。ずっと言っているように根深い問題があるのは間違いない。この前の試合後も(選手に)伝えました。この前の会見でも言いましたが、1つ伝えたからと言って、それが試合の中で90分間できるほどサッカーは簡単ではない。だから継続的に取り組む。勝とうが負けようが課題は必ず出てくる。それを指摘しながらやっていくだけ。ほころびはあるかもしれませんが、この前のボール奪取位置は異常なほど高い位置だった。自分たちが目指す相手を圧倒するフットボール、ボールを保持しながら圧倒するサッカーの定義の中で4試合を捉えたときに、1試合目はボールを保持するための保持だった。そこから圧倒するところまでフットボール自体は、相手のボール保持状況に関しても現象が起きていると思う。それをすると当然ラインが高くなって背後を取られます。これに対してもアプローチをしているけど、これまでそういうサッカーをしてないわけですから、判断のところで間違う選手が出てくる。課題が出るのは当たり前。選手はそれに必死に取り組もうとしている。変な方向に行かないよう、選手たちが前向きに課題に取り組んでいくのを繰り返すだけ」
ーGKに体現してほしいプレーは
「中野に関しては前節、素晴らしい活躍をした。彼のおかげであれだけ圧倒するサッカーになった。そのままやってくれたら大丈夫です」
ー求める役割は
「たくさんあります。GPと名前を付けているようにフィールドプレーヤーの一員としてプレーしてもらうこともあるし、ゴールを守ることもそう。ラインが高くなるということは背後の対応が難しくなる。そういうことを1個1個やってもらっている。他のフィールドプレーヤーも同じように伸びている選手がいますが、中野も伸びている選手の1人だと思っている」