ファイターズ
2021/12/20 14:47

瞬発力の”ニュー高浜”誕生へオフは「西川塾」入門

飛躍の一方、シーズン後半には疲労の蓄積で衰え実感

来季を見据え、鎌ケ谷で汗を流す高浜(左)。シーズン息切れなしの体力を構築していく

「自分の筋量を100%出せるように」

 今季ブレークした高浜が19日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。来年1月にはノンテンダーFAとなっている西川と沖縄・浦添で合同自主トレを行う予定。「シーズン後半にかけて、どんどん衰えてきた」という瞬発力を強化し、1年間戦い抜く体を手に入れる。
 高浜は今季107試合の出場するなど、飛躍を遂げたが、同時に1年間を戦う難しさも痛感。前半戦は打率.301を記録したが、後半戦は.235と数字を落とした。「体のキレがなくなり、バットが出てこなかった」と衰えを感じていた。そして「いかに疲れている中で、うまく体を使うか」と続けた。
 その課題を克服するために「西川塾」の門戸を叩いた。不振に陥っていた9月に、オフの自主トレ同行を懇願した。「線は細いが、パワーを出せることがうまい」という先輩・西川から体の使い方を学ぶつもりだ。
 現在もYouTubeで瞬発系を鍛えるトレーニング動画を見ながら実践している。「自分が持っている筋量を100%出せるようなトレーニングがやっていければ」。絶対的な主力へと一気に駆け上がるため、瞬発力を含め、強靭(きょうじん)な心身を搭載した“ニュー高浜”を目指していく。
(十島功)

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい