コンサドーレ
近藤友喜がシステム変更で本領発揮! 貴重な追加点に「チームとして狙い通りのプレー」

■J2第5節 秋田1-3札幌(3月15日、秋田・ソユースタジアム)
縦横無尽に動き回って今季初得点
北海道コンサドーレ札幌は15日、敵地で秋田と対戦し3-1で今季初勝利を収めた。先発出場のMF近藤友喜(23)は、1ー0の前半23分に今季初得点となる貴重な追加点をマーク。ピッチを縦横無尽に動き回る背番号33が、力強く攻撃をけん引した。
準備していた形で点を奪えた
長短のパスを織り交ぜながら人とボールが連動する。GKのパントキックから5人が繋いで奪ったゴールは、爽快だった。
青木のラストパスを左足で流し込んだ近藤は「アマ(バカヨコ)がサイドに流れて、うまくローテーションした形で点が取れるポイントに入って行けた。逆サイドのクロスに入る練習をしていたので、チームとして狙い通りのプレーでした」と会心のゴールを振り返った。

主戦場の右だけでなく左サイドも
神出鬼没なポジショニングで相手守備網をかく乱した。これまでの4節は相手の厳しいマークをかいくぐることができず、持ち前の推進力を発揮できずにいた。4-4-2のシステムで臨んだこの一戦では、主戦場とする右サイドにとどまることなく前線や左サイドにも出現。豊富な運動量を生かして攻守に躍動した。
「今までは右サイドでドリブルしないといけないのかな? と思っていたけど、相手に人数を掛けられてうまくいかなかった。きょうはSHになって左サイドへカバーに行くこともあった。ああやってチームのために走ることは、正直この4試合できていなかった。きょうは右サイドに張り付かないことで良かった部分が多かった」