吉田賢吾 古巣相手に二塁打 止まらないOP戦打率.467 開幕1軍譲らない
二回に二塁打を放ち、好調ぶりをアピールした吉田=撮影・松本奈央
■オープン戦 日本ハム2-4ソフトバンク(3月15日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの吉田賢吾捕手(24)が15日、みずほペイペイドームで行われたソフトバンクとのオープン戦にスタメン出場し、二回に左翼線へ二塁打を放った。オープン戦の打撃成績は15打数7安打の打率.467。七回から移籍後、初めてマスクをかぶり、失点を許さなかった。昨オフの現役ドラフトで加入したニューフェースが開幕1軍入りへ、ばく進中だ。
七回から移籍後初めてマスクかぶった
2年間、お世話になった古巣との初対決だったが、気負いはなかった。二回1死一塁で、大関の高めに浮いた141キロを強振。ライナーで左翼線に運び、チャンスを拡大した。「ホークス戦だから打ちたいとか、いつもと違ったことをするのではなくて。移籍して1年目ですし、打つ方でどんどんアピールしていかないといけない立場。そういう意味でああいうヒットが出たのは良かったです」
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七回からマスクをかぶり、生田目(左)らを無失点投球に導いた吉田
七回から、田宮に代わってマスクをかぶった。内野、外野での出場が続いていたが、地道に捕手の練習、準備を進め、出場機会を得た。清宮虎、生田目とバッテリーを組み、危なげなく無失点。相手打線の勢いを止めた。
「どこでもチャンスがあるならやりたい気持ちがずっとある」
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ソフトバンク時代から打力を生かすため、DHや内野で起用されてきたが、どんな役割でもこなすつもりだ。本職で出番を得たこともプラスで「どこでもチャンスがあるならやりたいという気持ちがずっとある。(捕手は)いろんな場所をやっているから、という言い訳はできない。やるからには責任を持ってやらなければいけないポジション」と受け止めている。
和田先輩に感謝「ことあるごとに声を掛けてもらった」
この日の試合後は、元ホークスの水谷らと球場に残り、和田の引退セレモニーを見届けて胴上げに参加した。「深くかかわったわけではないですけど、ことあるごとに声を掛けてもらったり。人柄が素晴らしい方なので、若手に対して目配り、気配りをしていただいた。自分もその中の一人」と慕う先輩にも、ファイターズの一員として奮闘する姿を見せられた。

開幕1軍へ「もちろん、そのつもりです」
今月8日の中日戦(エスコン)の4安打固め打ちでインパクトを残し、その後も打つことで1軍にしがみついてきた。まだまだ、気を緩めることはない。「開幕1軍? もちろん、そのつもりです」。過酷なサバイバルを勝ち抜くため、貪欲に結果を求め続ける。
