【一問一答】福島蓮 新球チェンジ上々で5回0封7K 師匠・金子千尋コーチからは意外な指摘が…
イースタン・リーグ開幕戦で5回無失点と好投した福島=撮影・近藤裕介
■イースタン・リーグ1回戦 ロッテ1-1日本ハム(3月15日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムの福島蓮投手(21)が15日、ロッテとのイースタン・リーグ開幕戦で先発し、5回2安打無失点、7奪三振と圧巻の投球を見せた。金子千尋2軍投手コーチ(41)直伝の新球チェンジアップも試投し、好感触をつかんだ。一問一答は以下の通り。
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―きょうの投球を振り返って
「結果も(良かった)ですけど、いろいろ試せたので良かったかなと思います」
―新球のチェンジアップも
「投げました、投げました。きょうの感じだと、手応えは良さそうです」
―どの場面で投げたか
「角中さんに結構投げたんですけど、135キロ前後のやつですね。カットも同じ球速帯なんですけど」
―同じ球速帯の変化球と惑わせたいか
「いや、真っすぐに思わせたいです。いい感じの回転で」
―どのぐらいの球速帯が理想か
「あんまり遅くならなかったので、きょう投げたぐらいで大丈夫です。きょうはバッターの反応が見たくて、思ったよりも(体が)前に出てくれていたので、こんな感じでいいんだ、と思いました。1球だけ、角中さんの2打席目の2ストライク目で空振りが取れました」
―経験豊富な角中が相手で、収穫は大きかったか
「そうですね。(角中に投げられたことは)結構でかいですね。手応えは良いかなと思います」
―投げ終わりで、チェンジアップの指導を受けていた金子コーチと会話は
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「さっき話をして、その角中さんの空振りのときに、『ちょっとニヤニヤしていただろ』って言われて、してました、すみませんと(笑)」
―手応えがあったから
「そうですね。ちょっと思ったより良かったので、ニヤニヤしてしまいました」
―意図的に、角中に対して試したのか
「いや、左(打者)にまず試したくて、(他の打者にも)結構投げました。初回にも投げたんですけど、良い反応だったので」
―結果、5回をほぼ完璧に抑えたことについては
「(山口に打たれた)ツーベースはちょっと良くなかったですけど、三振も取りたいところで取れたので、良かったんじゃないかと思います」
―キャンプから、全試合で好投している
「確かに、そうですね。継続ですね」
―安定して好投を続けられている要因は
「今年は、ピッチング(ブルペンでの本格的な投球練習)じゃないんですけど、バランスピッチングのような感じのブルペンを増やしている。キャッチボールではあんまり強めに投げないで、傾斜を使って投げるようにしていて、それで感覚が良くなっているかなと思います」

―かなりブルペンに入る頻度は増えたか
「去年まではほとんど入っていなかったんですけど、登板前日に軽く10球とかで入ってみたり。あんまり負担にもならないので、確認という意味で結構、良い作業だと思います」
―きのうは
「きのうもちょっとやりました。体のリズムとかをつかみかけている感じです」
―今季は継続してやる予定か
「そうですね。疲れたりしない限りは」
―結果も状態も伴っている
「そうですね。ずっと悪くはないです。あとは球速だけですね」
―1軍の開幕も近い。そこに向けては
「どこかでチャンスが来たときに行けるように、準備していきたいと思います」
―準備万端か
「そうですね。誰かに何かあったときにすぐ行けるようにしていければなと思います」
―きょうの最速は148キロ。理想は
「150キロが出たらもちろん良いですけど、平均球速が物足りなかった。ファウル、空振りが取れているのは良いんですけど、もうちょっと速い方がそれはいいので、上げていきたいです」