ファイターズ
2025/04/28 18:25 NEW

鎌ケ谷発企画「待ってろエスコンF」 第6回は畔柳亨丞投手

日々、進化している高卒4年目の畔柳

21年ドラフト5位の高卒4年目右腕

 2軍で泥にまみれながら己を磨くダイヤの原石たちにスポットを当てた企画「待ってろエスコンF~鎌ケ谷チャレンジャーズの今に迫る~」。近い将来、新球場のスターになる可能性を秘めた若きタレント候補の現状を掘り下げる。不定期連載の第6弾は、21年ドラフト5位の高卒4年目・畔柳亨丞投手(21)。昨季は1軍で5試合に登板するも、全てビジター。エスコンフィールド北海道での1軍登板は、まだない。〝本拠地デビュー〟を前に、現在はどんなことを考えているのか。影響を受けた本や、尊敬する人に北山の名前を挙げる理由など、たっぷりと話を聞いた。

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苦難を楽しみながら成長へ

―今季でプロ4年目。ここまでを振り返って
「もともと、甘い世界ではないと思っていました。2年目でちょっとつまずいてしまったり、うまくいかないことも、もちろん多くあるんですけど、その中でもその苦労を楽しみながら、今の成長につなげられていると感じているので、順調にきているんじゃないかなと思います」

―過去3年間で一番、重要視して取り組んできたことは
「やっぱり筋トレですかね。シンプルに、最近は筋トレが楽しくなってきました。今はいろいろな情報がある中で、筋トレはいらないんじゃないかとか、可動域が狭くなってしまうんじゃないかというような情報もある。それでも、ウエートトレーニングは自分のマインド的にも、ストレス解消になったり、いろんな意味で良い影響を起こしてくれるものだと思っていて、それは続けてできていることかなと思います」

―挙げる重量は入団時と比べて変わったか
「そうですね、だいぶ増えていますね。もともとスクワットは130キロぐらいでしかできていなかったんですけど、今は170キロを5回挙げています。ベンチプレスも、もともと弱かったんですけど、だんだん強くなってきている感じがあって、入団時は60キロできつかったのが、今は100キロまで伸びました。モチベーションにもなっていて、継続できています」

2022年9月25日の楽天戦、2番手でプロ初登板を果たした畔柳

 

筋量だけ増えてもダメ

―投球にも良い影響があるか
「ウエートトレーニングをやったからといって、直結して球が速くなるわけではないと思っています。ウエートトレーニングをすることで筋量が増えて、スピードが上がることはあると思うんですけど、僕は身長があまり高くないので、大きい選手と比べると、筋量が増えてもスピードに直結しない感じが自分の中ではあるので。ウエートトレーニングも大事ですけど、(筋肉と動作を)つなげる部分であったり、可動域だったり、メカニクスの部分が、大きい選手に比べて、より大事になってくるかなと感じています」

―一日のタイムスケジュールは
「朝は6時ぐらいに起きて散歩して、ご飯を食べて、風呂に入って、コンディショニングして練習して、終わってウエートトレーニングして、休憩して、夜ご飯を食べて、ストレッチして寝ます」

野球以外のことに集中するのも大事

―息抜きは
「最近だと、細野さんにゴルフに連れて行ってもらいました。全然うまくないですけど、それなりには上達しました。野球だけ考えてしまうと、どうしても頭がいっぱいいっぱいになっちゃうんですけど、趣味があることで野球とは別のことに集中する時間もつくれて、それも必要だと思う。野球ばっかりやっていてもダメだなと最近は感じています。釣りもそうなんですけど、車がなくてなかなか行けていなくて」

他人より自分にフォーカス

―昨季、同学年の福島、柳川の活躍はどう見ていたか
「すごいなとは思っていましたけど、特別、チクショーみたいなのはなくて、自分のやるべきことに目を向けてやっていたら、あんまりそういうことが気にならなくなりました。他人も大事なんですけど、自分のことが一番、大事なので、自分を良くするためにどうすればいいのかをずっと考えてやっています」

―昔は気になったのが、今は変わったのか
「そうですね、はい」

―どういうきっかけがあったか

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