【センバツ】開会式を終えた東海大札幌高の山口主将 〝甲子園タイム〟は「意外と遅いなと感じるかな」
開会式で堂々と入場行進する東海大札幌高の選手たち=撮影・中島聡一朗
東海大札幌高は10年ぶり7度目出場
選抜高校野球の開会式が18日、阪神甲子園球場で行われ、32の代表校が堂々と行進した。10年ぶり7度目出場の東海大札幌高は大会第6日(23日)の第1試合で日本航空石川と対戦する。
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開会式の選手宣誓で前に出る東海大札幌高の山口主将(中央)
日本一に向けて決意新た
今年は最北地域の出場校から順番に入場したため、昨年優勝の健大高崎、準優勝の報徳学園に続き、3番手で北海道代表の東海大札幌高が聖地の土を踏んだ。今月14日の公式練習と17日の開会式リハーサルも甲子園球場で行われたが、山口聖夏主将(3年)は改めて「日本一を取るためには初戦を勝って、次も勝たないといけない。まずは初戦を絶対に勝とうと思います」と、決意を新たにした。
聖地の特別感を払拭して平常心貫く 「案外狭いなと」
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小学6年時に参加した甲子園ツアーでベンチに入ったこともあったが、選手としては今回が初。この日は初めて観客が入った状態の甲子園の空気を肌で感じた。「人が入ったら雰囲気が変わる。土が軟らかいと思ったのと、案外狭いなと。スタンドがある分、広くは見えるけど、実際フェンスは近いのかな。北海道だったらなかなかこの人数は球場に入らないので、そこに特別感を持つことなく試合に挑めたら」。平常心を保ちながら魔物のすみかを克服するつもりだ。
大阪での練習試合は勝率6割以上
今月7日の大阪入り後、8日から15日までの練習試合は8勝4敗と勝率は6割超え。疲労が考慮され開会式リハーサル後の練習はオフとなった。山口は他のメンバーと道頓堀へ出かけ、「ラーメンや串カツを食べてきました」と、心身ともにリフレッシュした。
開会式で整列する東海大札幌高の選手たち(右から2列目)=撮影・村本典之
甲子園の進行スピード以上に
1回戦は大会第6日の大トリで行われる。甲子園練習やリハ-サルに参加したことで、進行の早い〝甲子園タイム〟には少し慣れてきた。「遠藤先生から、いつも甲子園のスピードに合わせてやると言われている。甲子園のスピード以上にやれば、(本番で)意外と遅いなと感じるかなと思ったので、そこはできるのかな」と頼もしい。10年ぶりの白星へ、着々と準備は進んでいる。
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