清宮幸太郎 右膝の不安を払拭する本塁打 巨人に移籍した同期右腕とは今も「フェイスタイム」でやり取り
五回2死にソロ本塁打を放った清宮幸がベンチに迎えられる=撮影・宮永春希
■オープン戦 巨人2-5日本ハム(3月18日、エスコンフィールド北海道)
日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)が18日、エスコンフィールド北海道で行われた巨人戦に「5番・三塁」で先発出場。五回にオープン戦2号となる右越えソロを放った。右膝の違和感で欠場もあったが、シーズン開幕に向けて万全をアピールした。
野村に続き連弾!「ホームランって正義だな」
五回2死で迎えた第3打席。直前に左越えソロを放った野村に続き、京本が投じた初球を迷うこと無く振り抜いた。「前の2打席自分の中で全然ダメだったので、しっかり振り返って、2打席の反省を3打席目で生かせたかなと思います」。この回は水谷、野村、清宮と1イニング3発が飛び出し「球場が盛り上がりますし、勢いを持ってきやすい。本当にホームランって正義だなって思いました」と満面の笑みがこぼれた。
恒例の〝指タッチ〟「みんなと違うのが好き」
ベンチに戻ると、新庄監督がハイタッチではなく、恒例となりつつある〝指タッチ〟でお出迎え。理由については「分からないです」と首をかしげつつ「なんかいつもアレなので。みんなと違うのが好きなので、うれしいです」と歓迎した。
新庄監督(左)と「指タッチ」をする清宮幸=撮影・小田岳史
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台湾シリーズで本塁打放ち順調に見えたがヒヤリ
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昨季はキャンプ直前のけがで出遅れたが、今年は3月2日の台湾シリーズ・中信戦で実戦初本塁打を放ち、同6日の西武戦(エスコン)でオープン戦1号をマーク。順調に調整を続けていたものの、ヒヤリとするアクシデントがあった。
右膝の違和感で5試合欠場し「もう(けがは)いいよって感じで気をつけます」と猛反省。「(状態は)どんどん良くなってきているので、今日も途中で代わっちゃいましたけど、開幕までにフルイニング出て、バッティングの調子を上げられるようにしたいです」と意気込む。

移籍決まったときは「泣きそうでした」
励みになっているのが、ドラフト同期で巨人に加入した田中瑛の存在だ。現役ドラフトで移籍が決まった際には「泣きそうでした」というほど。思い出は数え切れないほどあり、昨年は自身の誕生日前夜に函館でデート。日本三大夜景として名高い函館山展望台で、どちらがうまく写真を撮れるか競い合った。
チームは離ればなれになったが、仲の良さは健在。今も頻繁に連絡を取り合っており、「(ビデオ通話アプリ)フェイスタイムしています。大体(連絡してくるのは)向こうから。アイツはいろんな人にかけています(笑)。だから、今日はいいかな、って話していないです」。
2018年の新人合同自主トレで田中瑛とじゃれ合う清宮幸
投球内容チェックし「めっちゃいい球」
同期右腕は、新天地でリリーフとして奮闘中。投球結果はチェックしており「もちろん、見ています。めっちゃいい球投げていますよ」と刺激を受けている。この日、対戦機会はなかったが「楽しみですね」とニンマリ。〝同期対決〟実現を心待ちにしている。