高校野球
2025/03/19 19:10 NEW

【センバツ】山梨学院の道産子外野手コンビ・田村&鳴海が3年連続の初戦突破誓う

山梨学院の道産子外野手コンビ、田村(右)と鳴海=撮影・西川薫

20日第2試合(午前11時30分開始予定)天理戦

 23年のセンバツ王者・山梨学院でプレーする道産子コンビが、20日の天理との1回戦へ燃えている。3年前、中学硬式の札幌新琴似リトルシニア時代にともに主軸として2度の全国3位に貢献した、鳴海柚萊左翼手(3年)と田村颯丈郎中堅手(3年)だ。18日の1回戦では、元チームメートの加藤大成(3年)が主将を務める健大高崎が2連覇へ向け初戦を突破。次は俺たちの番だ、とばかりに鼻息は荒い。

2年連続の田村と初めてベンチ入りの鳴海

 田村は2連覇を目指した昨春のセンバツで8強を経験。持ち味は守備範囲の広さと粘り強い打撃。「自分の役割をしっかり果たせるように」。初めて甲子園でベンチ入りする鳴海は「思い切った打撃が自分たちの持ち味なので、甲子園でも思い切って初球から振っていき、打撃でチームに貢献したい」と意気込んだ。

【2000円お得! 年払いプランはコチラ】

 2人とも練習環境の素晴らしさに引かれて、センバツ初優勝直後の強豪に入学。北海道では体験できないくらいの暑さと、冬の冷たくて強い風に衝撃を受けた。特に鳴海は暑さにやられて何度も体調を崩すことがあったが、歯を食いしばって厳しい練習に耐え抜いた。2人そろって1年秋の関東大会でメンバー入り。鳴海は主に「3番・右翼」で出場し、準Vに貢献した。

昨春は悔しい思いでスタンド応援

 ところが鳴海は関東大会後の12月に左足首を手術。センバツのメンバー入りを逃した。「(競争の)土台にも立てなかった。そういう悔しい思いをしてスタンドで応援していたので、今年はベンチに入って試合に出られるので、緊張したり硬くなったりせずに思い切ってプレーしたい」と初陣の舞台を見据える。

一方田村は健大高崎戦の九回2死で代打出場し…

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい