高校野球
【センバツ】練習試合で一発を放った東海大札幌高・伊藤太一朗がスタメンの座を狙う

背番号3のユーティリティープレーヤー
10年ぶり出場の東海大札幌は、23日の1回戦・日本航空石川戦へ向けて、大阪府内の球場で打撃練習を中心に約2時間汗を流した。背番号3の伊藤太一朗(3年)は、15日の東海大仰星との練習試合で本塁打をマーク。この日の実戦形式での打席でも右翼前へ鋭い打球を放つなど、左翼での出場へ猛アピールした。
内外野に捕手もできるユーティリティープレーヤーが、聖地デビューへ結果を残し続けている。「自分は大きい打球より、ライナーで間を抜ける鋭い打撃が持ち味」。公式戦の出場は昨秋の札幌支部と全道1回戦の2試合。「経験値は少ない方なんですけど、その分、思い切ってやりたい。やっぱり、スタメンは取りたいです」と目を光らせた。
遠藤監督「本当にチームに欠かせない選手」
大阪入り後、伊藤太は練習試合で打率.324をマーク。遠藤愛義監督(40)は「いろんな役割があるから、本当にチームに欠かせない選手であることは間違いない。レフトの練習もさせたいし、ファーストでも使いたい。太田勝馬をサードでいければまた違うし、それによって彼が一番動くポジションにいる。彼自身もちゃんとそこは理解してやってくれていると思うので、ここ一番でいきたい」。持ち味の打撃を存分に生かす方法を探っている。