パクミンギュ 台頭する若手から刺激「(岡田)大和が活躍してくれて嬉しい」
約1カ月ぶりに実戦形式の練習に参加したDFパクミンギュ(左)。痛めていた右ふくらはぎの回復は良好だ=撮影・宮西雄太郎
■3月20日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
約1カ月ぶりの実戦形式
北海道コンサドーレ札幌のDFパクミンギュ(29)が20日、札幌市内で行われた全体練習に参加し、紅白戦に出場した。右ふくらはぎを負傷して以来、約1カ月ぶりの実戦形式に「久しぶりなので楽しくやれました」と充実の表情。対人戦に無類の強さを誇る背番号3は、戦線復帰へ静かに爪を研いでいる。
約1カ月ぶりに実戦形式の練習に参加したDFパクミンギュ(右から2人目)
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最善尽くし試合勘を取り戻す
雪降るピッチの上を、縦横無尽に駆け回った。久々のゲームを味わい「コンディション的には、まだキツかった。実戦感覚がもう少し必要かな。最善を尽くします」と、ほほ笑み交じりに実戦勘を取り戻すことを誓った。

初めての箇所を負傷し慎重に調整
長期離脱を避けるための勇気ある決断だった。開幕から2試合連続スタメン出場していたパクミンギュは、熊本キャンプ期間中の第3節・山口戦を前に右足を負傷した。同箇所を痛めるのは初めての経験で「少し慎重に行こうと判断した」。前日19日の全体練習合流まで、細心の注意を払い調整を進めてきた。
前節は仲間たちから勇気もらった 同じポジションの選手との競争には
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クラブは自らが不在だった15日の秋田戦で、今季初勝利をマーク。勝ち点3奪取に成功した瞬間を、遠い場所から見つめ「連敗中だったし初勝利は難しいもの。すごく嬉しかった。ここからどんどん勝っていけるような印象を受けました」と、仲間たちから大きな勇気をもらったという。
特に刺激を受けたのは、左サイドの穴を埋めたDF岡田の奮闘だ。「同僚として(岡田)大和が活躍してくれて嬉しい。どこのチームへ行っても同じポジションの選手とは競争になる。お互い切磋琢磨するために自分も頑張らないといけない」と、若い力の台頭を歓迎した。
痛めていた右ふくらはぎの回復が良好なDFパクミンギュ(左)
韓国では4バックが多かった
シーズンが進む中で、戦術は変化する。札幌は前節の秋田戦から守備時の陣形が明確な4バックとなった。昨夏の加入から3バックの左CBを主戦場としてきたパクミンギュは「韓国では3バックよりも4バックが多かった。特に問題なくできると思う」と、新たなフォーメーションへの対応に自信をのぞかせる。
愛媛はパスワーク封じて勝機
コンディションが万全まで仕上がれば、次節のメンバー入りも見えてくる。「愛媛はロングキックよりもつないでくるチーム。今は、そこに対しての守備練習をしている。守備がハマれば十分に勝利できると思うので、しっかり準備したい」。持ち前のハードワークで、上位浮上に貢献する。
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