高校野球
2025/03/20 20:45 NEW

【センバツ】OB門別啓人(阪神)の激励に東海大札幌高の144キロ左腕・矢吹太寛「オーラがあった」

23日の日本航空石川戦に向けて、順調に調整する東海大札幌高のエース・矢吹=撮影・西川薫

カブス戦で好投した門別の宿舎訪問

 センバツ甲子園に10年ぶり7度目の出場となる東海大札幌高は、23日の1回戦・日本航空石川戦へ向け、午後から兵庫県内で約2時間の練習を行った。投手陣では、今大会からエースナンバーを背負う144キロ左腕・矢吹太寛(3年)が2日続けてのブルペン入り。32球を投げて調整した。矢吹にとって嬉しい激励も糧にしている。同校のOBで阪神の門別啓人投手(20)が14日に大阪府内の宿舎を訪問。翌日には東京ドームで行われたメジャーリーグ・カブス戦で先発し、5回完全の投球を披露した。エースナンバーを受け継ぎ、OBの好投に刺激を受けた左腕が万全の状態での本番を見据えている。

3月15日のカブス戦に先発し、5回無安打無失点と好投した阪神・門別

 

疲れが抜けて順調調整

 いよいよエースのペースが上がってきた。前日19日は軽めの投球だったが、この日は捕手を座らせて32球。カーブ、スライダーなど変化球も交え、力のこもった投球が鈴木賢有捕手(3年)のミットをたたいた。大阪入り後、13日の履正社との練習試合では9回を投げて5失点するなど、「最近までずっと体の開きとか腕の位置が定まってなくて、フォームがあんまり良くなかった。きょうは特に結構しっくりきて投げることができた」。疲れが抜け、順調に調整は進んでいる様子だ。

エースナンバーを引き継いだ矢吹 カブス戦での先輩は…

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