ファイターズ
2025/03/22 00:00

野村佑希 先制打につながった読みと状況判断 明確にイメージしている4番の仕事とはー

一回1死一、二塁で先制打を放った野村(右)=撮影・松本奈央

■オープン戦 ヤクルト2-5日本ハム(3月21日、エスコンフィールド北海道)

先制タイムリーを含むマルチ安打

 日本ハムの野村佑希内野手(24)がスタメン出場し、先制打を含むマルチ安打をマークした。

 4番で迎えるシーズン開幕が迫ってきているが、気負いはない。しぶとく食らい付き、チームの勝利につながる一打を生み出す。

これぞ4番の仕事! 「状況を整理していけました」

 確信を持ったスイングで主導権を引き寄せ、大量点を呼び込んだ。一回1死一、二塁。高橋のカーブの後の150キロ直球を迷わず、つかまえた。

 右前に運ぶ先制の適時打。「いいところに飛んでいるので良かったです。状況を整理していけました」と納得の表情を浮かべた。

3日前の反省を生かした一打

 18日の巨人戦(エスコン)が布石だった。

 「巨人の井上と対戦した時、カーブの後の真っすぐに手が出なくて、(相手がデータを)見ているかなと。後ろがモーレ(レイエス)と万中(万波)なので、無理に長打を狙う場面でもない。次につなげられるようにと頭に入れながら打ちました」。冷静に相手の心理や配球を読み、最良の結果につなげた。

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