コンサドーレ
白井陽斗がクラブにもたらす決定力「自分が入ればもっとチャンスや得点を増やせる」

■3月22日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
今季初のメンバー入り&出場なるか
北海道コンサドーレ札幌は22日、翌日に控える愛媛戦(午後2時開始、ニンスタ)へ向けて全体練習を行った。沖縄1次キャンプ期間中に右太もも裏を負傷したFW白井陽斗(25)は、今季初のメンバー入りを目指し、キレのある動きを披露。抜群のスピードを誇る点取り屋が、連勝を狙う札幌の決定力を向上させる。
ゲームで躍動感 不安な気持ちなし
右足を振り抜くと、鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さった。ミニゲームで躍動感あふれるプレーを見せた背番号71は「個人的には、ようやくシーズンが始まると思っている。不安な気持ちや緊張感もないので、いつも通りプレーしたい」と表情を引き締めた。
1月のプレシーズンマッチでは、バカヨコと共に2トップの一角を務めるなど、開幕スタメンへ順調に歩みを進めていた。しかし、同月末の練習試合・G大阪戦で右ハムストリングスを負傷。勝負のシーズンを目前に、無念の離脱となった。
離脱中の5試合を冷静に分析
別調整を強いられた期間中に、クラブは1勝4敗と低迷。ロケットスタートに失敗した。白井はピッチに立てない悔しさを胸に畳み、仲間たちの戦いを冷静に見つめていた。
「この5試合は結果だけ見ると圧倒されているけど、内容的には自分たちがボールを持って主導権を握っている。でも千葉戦は相手より多くチャンスがありながら3失点で負けて、決定力の部分が低いなと思いながら見ていました。自分が入ればもっとチャンスや得点を増やせる。そんな気持ちでした」
前節の秋田戦は3-1で快勝し、待望の白星をつかみ取った。それでも5戦合計4得点は、決して満足できる数字ではない。求められる役割を自覚する白井は「チームを勝たせられるゴールを…っていう期待があると思う。僕のゴールで勝たせたい」と勝利に直結する働きを誓った。