ファイターズ
今川優馬 代打〝逆転〟タイムリー! 23日にセンバツを戦う後輩たちに望むこと

■オープン戦 ヤクルト3-3日本ハム(3月22日、エスコンフィールド北海道)
執念の一打で見せた勝負強さ
開幕スタメンへ、猛アピール! 日本ハムの今川優馬外野手(28)が1点を追う六回2死一、二塁で代打登場し、中前適時打をマークした。相手失策も絡んだことで一走も長駆生還し、一時逆転につなげる一打。開幕1軍入り、そして開幕スタメンへ向けてアピールが必要な今川が、しっかりと食らいつく〝執念〟を示した。
23日に選抜高校野球の1回戦に臨む母校・東海大札幌高の後輩たちへ、エールを送る一本にもなった。
自身も納得の適時打 「1スイングで仕留められた」
お手本のようなセンター返しだった。1ボールからヤクルトの左腕・長谷川が投じた直球を確実に捉えた。打球は二遊間を抜ける適時打となり、二塁まで進んだ今川は両拳を突き上げた。
「もしチャンスで回ってきたら(代打が)あると思っていたので、いい準備ができた中での打席だった。1スイングで仕留められたのはすごく良かった」と白い歯を見せた。
適材適所のバッティング
場面に応じた打撃で結果を残しつつある。この場面で求められるのは長打ではなく、コンパクトな打撃とにらんだ今川はいつもよりバットを指1本分短く持ち、打球角度も上げないようなスイング軌道を意識した。
「センター方向をしっかり定めながら打てたので、いいバッティングだったのかなと思います」と、うなづいた。