高校野球
2025/03/23 19:25

【センバツ】東海大札幌高が太田ツインズのお膳立て&鈴木賢有V打で校名変更後初勝利

九回2死一、二塁、勝ち越し打を放つ東海大札幌高の鈴木=撮影・小田岳史

■選抜高校野球大会(3月23日、阪神甲子園球場)
▽1回戦 東海大札幌高7-6日本航空石川

シーソーゲーム制し春夏通算10勝目

 1回戦の大トリで登場した10年ぶり出場の東海大札幌高が、日本航空石川と互いに2桁安打の打ち合いになったシーソーゲームを劇的な逆転で制して2回戦に駒を進めた。1点ビハインドの九回2死一、二塁から4番・太田勝馬一塁手(3年)が同点適時打、最後は5番・鈴木賢有捕手(3年)の決勝打を放って、2016年春の校名変更前の東海大四時代を含めて春夏通算10勝目をたぐり寄せた。25日の2回戦では浦和実業と対戦する。

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歴代監督4代連続の初陣初勝利

試合終了後、校歌斉唱を見守る東海大札幌高の遠藤監督(中央)

 

 あとアウト1つまで追い込まれた東海大札幌高が、土俵際から見事な逆転劇で勝利した。昨秋に就任した遠藤愛義監督(40)は初陣初勝利。守備で5つの失策が全て失点につながる嫌な展開も、最後は自慢の強力打線が爆発。歴代監督4人連続で甲子園初陣初勝利を達成した遠藤監督は「もう信じるしかなかったので。祈るじゃないけど、打ってくれると思って見守っていました」。750人が応援に駆けつけた三塁側アルプススタンドに準優勝した15年以来となる10年ぶりの勝利を届けた。

エース高橋の激励に鈴木が応えた 「終盤3回の強さっていうのを…」

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