【プレーバック・コメント入り】J2第6節 愛媛1-2札幌

■3月23日、愛媛・ニンジニアスタジアム
金健熙の逆転ゴールで15位に浮上
北海道コンサドーレ札幌は愛媛FCと敵地で対戦し、2-1で逆転勝利した。前節に今季初勝利挙げて19位だった札幌は20位の愛媛を下しての2連勝となり、順位は自動降格圏を脱出する15位に浮上した。
立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられ、ややオープンな展開の中で札幌は前半9分に自陣ペナルティーエリア内のクリアミスから失点し、先制を許した。
同15分頃からは徐々にボールが落ち着き、札幌はパスをつなぎながら主導権を握っていく。右サイドからの攻撃を中心に何度かチャンスをつくるもなかなか決めきれないでいたが、同36分についに同点に追いつく。
中盤の競り合いからボランチのDF馬場晴也(23)が右サイドハーフのMF近藤友喜(24)にフライパス。胸トラップで収めた近藤はペナルティーエリア内に切れ込んでいき、グラウンダークロス。ゴール前に詰めたFWアマドゥ・バカヨコ(29)が自身の今季初ゴールを挙げた。
後半も札幌優勢の展開が続く。15分、16分にはMF青木亮太(29)が立て続けにミドルシュートを放ったが、2本目は右クロスバーに弾かれるなど、惜しくも阻まれた。
同27分、札幌はダブルボランチに代えてMF宮澤裕樹(35)、木戸柊摩(22)を入れ、MF高嶺朋樹(27)を左サイドバックに置く。すると37分、相手のクリアを敵陣で拾い、右サイドに流れていた木戸がアーリークロス。ニアに入った今季初出場のFW白井陽斗(25)、中央にポジションを取っていた近藤には合わなかったが、ファーサイドで待っていた途中出場のFW金健熙(30)がそのままダイレクトの右足ボレーで豪快にゴール左下に突き刺した。
逆転に成功した札幌はそのまま試合終了まで相手の猛攻をしのぎきり、今季初の2連勝を手にした。試合後、岩政大樹監督(43)は「アウェーで2連勝できたことは大きい。ここからホームの試合が続くので、ここで勢いに乗りたい」と厳しい表情で次節を見据えた。
■自身今季初得点となる同点ゴールを決めたFWアマドゥ・バカヨコ(29)
「(今季初得点に)もちろん最高な気持ちです。みんなのために決められるっていうのは本当に最高な、チームとしてもすごい気持ちいい時。もっとやりたいです。僕らの練習通りだし、他の試合だったり、いい時が何回もあって、これをやり続けることですね。もっと点を決めるようにしたいです。このリズムが崩れないように。2回勝ったからといって、このリズムがもっと続くように。もちろんプレッシャーは自分らでも感じているし、期待してください」




