ファイターズ
伏見寅威 「母校の流れに乗った」先制犠飛&好リードでエスコン無敗に貢献

■オープン戦 ヤクルト4-7日本ハム(3月23日、エスコンフィールド北海道)
ベテラン捕手が攻守で躍動
日本ハムの伏見寅威捕手(34)が先発出場。守っては先発マウンドに上がった伊藤大海投手(27)を好リードし、打っては先制点となる犠飛をマークした。
いよいよ5日後に迫ったシーズン開幕。大きく弾みをつけた。
エスコンでオープン戦7勝2分け!
前日に15年ぶりとなるオープン戦首位を確定させた日本ハム。この日の勝利で、エスコン開催のオープン戦無敗(7勝2分け)を達成した。
「ファンの皆さんが今年のファイターズに期待していくれていると思う。僕たちもエスコンでは負けられないという思いでやっているので、オープン戦からそういう戦いができて、すごく良かった」。ファンの期待に応える好成績を成し遂げて、伏見は胸を張った。
納得のピッチングに加えて課題も
伊藤とのバッテリーで臨んだオープン戦ラストゲーム。五回まで被安打1の7奪三振という圧巻の投球を支えた。「周りが見ている通り(の投球)。レベルが上がっていて、すごくいいなという印象」と、序盤5イニングの内容を高く評価した。
一方、「(グラウンド)整備が入っての六回(の2被弾)とか、そういうところが去年もあった。バッテリーとしてどう防ぐかというところで、今いろいろと考えている」と、まさかの連続被弾を反省点に挙げる。「2-0で勝ちきってほしいという、そこを託されているピッチャーだと思うので。もう少し、より良い投球ができるように僕も考えるし、大海もそういう調整をしてくると思う」。最後の最後で出た課題を克服して、シーズンインする構えだ。